#274 続、情報発信について!

昨日に引き続き、情報発信について考えます。なぜ組織として情報発信をしていく価値があるのか、なぜ情報発信をすると効果的な情報の集収につながるのでしょうか。

価値のある情報を発信することができれば、それに対して興味を持つヒトが集まってくることが期待されます。つまり、情報を発信するということは、自分たちの興味や関心の旗を立てることです。その旗に対して、この指とまれ、的に興味を持つヒトを集めることができる。

世の中には多くの方がいらっしゃり、その中から自分たちと同じ興味関心を持つヒトを抽出してくることは通常困難です。ある日突然、自分の興味のある分野に詳しい人が訪ねて来て「◯☓について興味があるのですが、お話しませんか?」って話しかけてもらえることは、もちろんあり得ません。

学会などでもそうです。学会に参加している数百、数千の参加者の中から、自分と同じ興味を持つヒトを探しだすことは非常に困難です。しかし、自分の研究内容を発表していればそれに興味を持つヒトが情報を集めるために質問に来てくれます。

質問に行く人は、自分に興味のある発表の数だけしかコネクションを作ることができませんが、発表者は質問に来てくれる人の数だけコネクションをつくることが理論上可能で、この数は質問に行く人の数よりも圧倒的に多くなるはずです。

発表に対しフィードバックを受けるのはもちろんのこと、あわよくば、「今度、メシでも?」的な話ができればいいな~、と思っています。そのようにして、自分の興味のある研究分野の人達をつないだネットワークを構築して、そこから様々なことを学ぶことでじぶんの研究を加速させていくことができるのではないか、と思っています。(もちろんその前提として、自分の発信する情報=自分の研究が、価値のあるものであることが、必要ですが。)

上記は、考えれば簡単なことでわざわざ書くほどのことでもないくらい当たり前なのですが、あえて書くのは、文章にすることで考えがまとまっていくことを期待してです。今後、自分が情報発信をしていく価値について、会社で色々説明しなければいけない機会がとても多くなると思いますので。


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