#285 人は感情の動物である!

今日、大人が喧嘩をしているのを見ました。ふたりともとても優秀な方なのですが、水と油といった関係です。A さんが B さんを責め B さんに対して謝罪を要求しますが B さんは応じず、それに対して A さんはさらに腹を立てる、といった状況でした。

第三者から見ると、A さんが謝罪を要求するほど B さんの落ち度は大した事ではなく、B さんも落ち度について理解しておられるはずだと感じました。

お互い大人だから、問題点を共有しお互いのメンツを立てて、A さんは問題点だけを伝えるだけで謝罪など要求せず、B さんは潔く謝る、で良かったのにな、と感じました。しかし、お互いのメンツからでしょうか、上記の通りA さんと同じように B さんとの間での平行線のやり取りが続きました。

とても優秀な2人でさえこうなってしまう状況を見ると、結局は人は感情の動物なのだな、と感じました。理性では問題点は理解できる、でも感情では謝罪をすることは出来ない。。。たしかに、自分にとって苦手な人から責められたら、自分も反発をしてしまうと思います。今日の B さんと同じように、責められるとますます意固地になってしまう。。。

また、そのようにお互いを避難しあう姿をみて、自分も苦手な人そして仲が良くない人に対して非難のメッセージが強いと反省しました。

そんなことをしたって、そこから何も生まれない。むしろ、損をするだけです。仕事上も雰囲気も負のエネルギーを生み出しています。自分の仕事が上手くいかない状況をつくりだしてしまっています。

カーネギーの『人を動かす』によれば、「人を裁くな、人の裁きを受けるのが嫌なら」とうのがリンカーンの座右の銘だったそうです。

人を非難することは簡単だと思います。だけど、今日見たように、相手を意固地にさせてしまうだけです。非難という相手を落とすという行為により、一時的にそして安易に精神的な優位さを得ようとしているだけです。結局は反発されて、何も得られません。

非難ではなく相手を理解することをはじめたいと思います。血の気が多すぎる自分には、今はまだ難しい点が多いですが、近いうちにきっと出来るようになります!(自己暗示)。さあ、明日からやってみたいと思います。


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です