素直さが成長の、信頼関係がコーチングの鍵

自分はスポーツをやっていました。スポーツで上達するには、様々な要素が必要だと思います。まず様々なケースにおいて瞬時に状況判断して意思決定をしなければなりません。また自分の中でどのように体を動かしたらよいかのイメージがなければなりません。さらにその場面において、実際にイメージ通りに体を動かす技術と体の強さが必要です。

以上の通り様々な要素が必要なのですが、上達するために必要なのは、指導者やコーチの言うことを「素直に聞く」ということに尽きると思います。しかし、はるか昔に自分が教えられる側の時には、指導者に何かを言われると「カチン」ときていました。何か言われると「でも」と色々な言い訳をして、助言を真面目に聞いていなかったように思います。

一方で自分が歳を取り、仕事でアドバイスする側になった時に、「この人は伸びない」と感じるのは何を言っても反発する人です。そう、昔の自分のように何を言われても受け入れようとしない人のことです。アドバイスをする立場からすると、つまらない意地を張って成長の機会を逸しており、「もったいないなー」と思ってしまいます。

翻って今の自分はどうでしょうか。基本的にはほとんどの場合、批判やアドバイスはありがたく受け入れていると思っています。しかし一方で、アドバイスをくれる人にも依存していると思います。自分が素直に感謝の気持ちを表せない人から何かを言われた場合などは、反発をしているように思います。このような状況を考えると少しもったいないように思い、反省をしました。どんな批判もアドバイスも自分にとって活かせるように、一旦は取り入れたいと思います。

一方、自分が言われる立場になって気付くのは、尊敬する指導者の振る舞いの素晴らしさです。「良薬は口に苦し」といわれる中で素直に受け入れてもらうには、例えば反発をさせないような言い方も大切でしょうし、自らが発言するだけではなく、言われている方に自らに気づかせるように仕向けるのも必要でしょう。それらの工夫も含め、まず何より発言の受け手から信頼されることが大事かもしれません。

もっと言うならば、アドバイスをする人は少なくとも人として嫌われていてはいけないのだと思っています。このように考えると、自分はチームメンバーに対して何よりもまずポジティブフィードバックを心がけ、(少なくとも悪くはない)人間関係をつくることから始める必要があるのだと思っています。それが出来るようになるのは先は長そうですが、千里の道も一歩からですので、明日から自分の行動を変えていきたいと思います!

 


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