今日は会社で、仕事がうまくいかなかったり社内環境の変化により目標から遠ざかってしまって苦しんでいる後輩2人の話を聞きました。自分として手伝ってあげること残念ながらほとんどなく話を聞くことしか出来ませんでした。
そんな中、後輩の話を聞いて感じたことが2つあります。まず一人ひとりが置かれた状況の中でどれだけの努力や粘りが出来ているのかが大切で、それがその人の仕事やその人本人の価値を決めるのではないか、ということです。
もちろん社会人なので結果で評価されることが原則です。しかしながら結果がついてくるかどうかは時の運でもあり、必ずしも結果だけがその人の価値を現すわけではないのだろうなと思います。与えられた状況の中で本当に頑張ることができ、そこから何かを学ぶことができたのであれば、たとえその仕事で成果に繋がらなかったとしても、近い将来に再現性よく成果に結びつくのではないかと思います。実は実力の伴わない短期的な結果よりも、そのような再現性の有る能力(これをコンピテンシーというのでしょうか?)を日々の仕事の中でどれだけ身に付けることが出来るかが大切なのだろうと思います。
後輩の話を聞いて2つ目に感じたことに、ピンチはチャンスだということで、彼らが直線する困難を乗り超える事が出来ればきっと大きな成長があるのだろうと思います。このように書くと月並みであたり前の事に思えてしまいますが、自分が当事者となって苦しんでいる時には、なかなか「この苦しい状況が成長のチャンスだ!」と前向きに捉えることは出来ません。自分の事を振り返っても、苦しみの中、ガムシャラに頑張って乗り越えた後、振り返ってみると「あの時」が成長の機会だったのだと認識できます。
もちろん上記の自分の例のように回顧的に振り返って気付くのでも良いのですが、困難な状況の中でチャンスだと思えるのであればもっと気分が前向きになり、かつ「今、自分は試されているのだ」という本気度をもって困難に取り組めるようになると思います。
ということで後輩達の話をきいて偉そうな事を思ったのですが、「今は苦しいけど、成長のチャンス」というのは、今の自分にピッタリと当てはまることです。自分が今直面している、今の困難や苦しみ、課題の向こうに、成長が待っているはずです。そのように思って前向きに頑張り少しずつ成長してく姿を後輩に見せることで、僅かでも彼らのヒントになれば、なんてカッコつけてみたいな、と思いました(汗)。