今日は自分の失敗からのネタを一つ挙げてみます。
一般論として、話が長い人のプレゼンを聞くのは辛いです。だれでも忍耐力が必要になるのだと思います。自分の事は棚に上げ人のことが気になりがちですが、それだけよく目にするということは自分も気づかないうちにやっているのだろうと思います。実は昨日のプレゼンで、同じ失敗をしました。
自分としては、聞き手にわかって欲しいと思い、いろいろな情報を入れ込みました。しかしあくまでそれは自分の思いであり、プレゼンの受け手の気持ちではなく、結果として自分の話には全く興味を持ってもらえませんでした。受け手が欲しているのは彼らの知りたい情報であり、それに応えることでしか自分の話には興味を持ってもらえません。
これは何もプレゼンだけに限らず、コミュニケーション全般に関して当てはまることだと思います。聞き手のニーズも理解せずに自分の好きなことをしゃべりまくるというのは、自分を理解してほしいという目的からすると全く逆効果になりえるはずです。
このように考えるとコミュニケーションでは、自分の目的がありつつもその実現のためには敢えて相手の目的を先に満たそうとする事が目的達成の近道かもしれません。自分の話をしたいというのは人間の本質なのかもしれませんが、聞き手にとって最も興味のあることも「自分」であることを忘れてはいけません。相手の興味のある話をする、さらに相手の話を聞くということこそがコミュニケーションなのだとすると、自分は出来ていないなと思います。
プレゼンもコミュニケーションも、(当然ですが)カスタマーファーストで、相手のことを思いやることからスタートしたいと思います。偉そうに長々と書きましたが、昨日の失敗を学びにし次に繋げたいと思います。