今日は鮒谷周史さんのセミナーに参加してきました。セミナーでの学びを書いておきます。お気づきでは無いかもしれませんが、ブログタイトルを少しだけ変えました。これまでは、グローバルに通用する研究者を目指すみたいなタイトルでしたが、世界と戦う研究者というイメージをもつために変えてみました。その背景を書いておきます。
海外の研究者、特に北米(自分が知る範囲)では、「中身3、見せ方7」みたいなことを皆が平気で言っているのを聞きます。そしてそんな感じで我々に対しても接してきます。
それが良いとか悪いとかと言っているのではありません。しかしライフサイエンスの世界はアメリカを中心としてグローバル化しており、そのフィールドで戦っていくには彼らのルールがデフォルトになっていることは認めざるを得ません。
そんな海外と競争していく際のセルフイメージが日本人の謙遜のメンタリティーではそもそも勝負の土俵にすら上がれません。実際には自分の技量そのものではなく、自分の技量の可能性を提示する、すなわち自分が思いっきり背伸びして到達可能なギリギリのところを自分として提示するくらいがスタンダードなのではないかと思います。
自分は田舎生まれの小心者、学生時代も落ちこぼれで、あまり「自分デキます!」系の空気を出すことに非常にためらいもあるのも事実です。ですが、グローバルで戦っていくためには、それではダメなのだということを感じます。
自分の専門分野は非常にニッチで、(競合他社さんの状況はよくわかりませんが)おそらくニッチ過ぎて他に取り組んでいる会社があるとは聞いたことがありません。つまり自分のフィールドは例えるなら座布団一枚くらいの広さかもしれないけれども、そこまで絞れば日本の代表としてグローバルに戦っていける位置にはいるのだと思います。
その責任と誇りを意識して、自分の成長と成果のエネルギーとしていきたいと思います!