会社に入社した時、グライダー理論という言葉で、入社三年間の仕事に対する取り組み姿勢に関してのアドバイスを当時のシニアディレクターから頂きました。
グライダーというのは、自分のエンジンを持たないためにまずは飛行機に上空まで引き上げてもらわなければなりません。そして飛行機による牽引が終わり自力で飛びはじめてからより遠くに飛ぶためには、この飛行機に牽引されている時になるべく高く飛び上がらないといけません。場合によっては、その後上昇気流に乗ることも出来ますが、なるべく高く飛び上がることで気流に乗れる確率も高くなります。
だから入社三年間は、職場の先輩達に牽引されてなるべく高く飛び上がらないといけないけれども、高く飛び上がれるかどうかを左右するのは本人が「明るさと素直さと情熱」を持っているかどうかで決まるため、そういう人物になるように努力すべきだ。という訓示でした。
入社後三年間という時間はとうの昔に過ぎ去ってしまい、一応(会社的には)自力で飛んでいることになっています。その三年間にどれだけ高く引き上げてもらうことが出来たかどうかは良く分かりませんが、自分としては「明るさと素直さと情熱を」忘れずに頑張れたのではないかなと思っています。
しかし、上記の話は入社三年間だけの話ではなくて、人間が成長しようとするならいつでも当てはまるのではないかと思っています。今も自分は成長したいと思い、多くの方に引き上げて頂いているところですが、その際に「暗くて、へそ曲がり・傲慢で、冷めたやつ」を誰が引き上げようと思ってくれるでしょうか。もう(義務的に)牽引して頂く時期が過ぎているからこそ、益々、引き上げたいと思って頂く人物でなければならないのでしょう。
と考えると反省することがとても多いですが、改めて「明るさと素直さと情熱を」忘れることなく、活動を続けていきたいと思います!