今日、会社のエグゼクティブが研究所にやってきて全研究員の前で変革に関するプレゼンテーションを行いました。そのプレゼンテーションのあとに質疑応答のコーナーがあるのですが、そこで「サクラの質問をしてくれ」とスタッフ部門に頼まれてしまいました(汗)。
まあ、こういう機会って誰も質問しないので、気まずい空気が流れがちです。特に海外のエクゼクティブからしたら「質問があって当然だろう、自分は従業員とコミュニケーションを取るためにやってきたんだ」というスタンスでやって来ているので、なおさら質問がない状況には耐えられないのでしょう。
ただしその質問の要求が自分にとって大問題でした。「XXX に関連した質問を」してくれと頼まれました。この XXX は、質問を依頼されたスタッフの方にとって興味関心が非常に強いところですが、自分にとっては完全に専門外の分野でした。
依頼された方には日頃から大変にお世話になっているため、期待に応えたいと思い、なんとか頑張って質問の準備をしました。事前に関連分野に関する資料を読み込み、自分の考えに落とし込み、質問の概要をまとめました。
しかし、頑張ってやってみたところで所詮は付け焼き刃。全社員の前で時間をとってもらうほどの大した考えはまとまらず、結局は質問できずにご迷惑をお掛けすることになってしまいました。自分としては、クソ忙しい中、本来の仕事を中断して準備をしたのに、お詫びをしないといけない結果になってしまい非常に不本意な結果となってしまいました。
よく考えると、自分が安請け合いした時点で問題が発生しています。自分に関心や専門性がない分野では、まともな考えはできないのはそもそも分かっています。にも関わらず、お世話になっている方に良い顔をしたいという八方美人な気持ちが出てしまいました。
自分は今、有りたい姿に向けて持てるリソースの殆どを使って活動しています。だからこそ、自分の強み以外のところでいい顔をしようとしても失敗します。自分の強み以外のところでは変に安請け合いせずに、自分が真に価値提供できる点での活動に集中したいと思います!