社会人になってからもう何年も経ち、若手と言える世代でもなくなりましたが、未だベテランと呼ばれる歳ではありません。そんなベテランになった時に、『昔の頑張りがあったからこそ、今がある!』と思えるくらい、頑張れているかどうか考えてみたいと思います。
今から振り返ると、大学受験の時、大学院での研究室時代、そして入社して下積みの3年間、アメリカに武者修行に行った時、そして論文を書くとコミットした時などは、その時に頑張ったからこそ今の自分があると胸を張って言えます。
それに対して、大学時代、アメリカから帰ってきてからの一時期などは、決してそのようには思えません。というか、何をやっていたのか余り記憶が有りません(汗)。もちろん、その時期に頑張っていたことはありますし、その時期に得た大切な思い出や経験はあります。だけど、それが直接生きているとはなかなか思えないのです。
単に勉強や仕事などカタい事をしていたからではなく、それにどれだけコミットして活動できていたかどうかが、将来に生きるかどうかを決めるのだと思います。確かに学生時代は遊び呆けていたのですが、これ以上無理!というほど遊べていたわけではありません。同じように、仕事をしていても思いっきりそれにのめり込めていない時は、今に生きているとは思えません。
このようにどれだけ自分を追い込んで活動に集中し、濃い密度で人生を過ごすことができたかが、『あの時に頑張っておいて良かった』と後に思えることになるのだと思います。となると、論文と仕事での成果に必死になっている今はきっと将来の糧になるような時期になっているのだと思います。