先日、会社の同僚と、一緒に年越し統計勉強会なるものを開催しました。年末のこの時期は早期のクリスマス休暇などで会社でも人がまばらになるため、思いきって勉強のための時間を取ることが出来ました。
自分たちが取り組む自然科学の実験には測定誤差が付きもので、その誤差解析を正しく行うことでデータの解析や解釈をより深めることが出来ると思って取り組みました。と言っても大学院レベルにちょっと毛の生えた程度のところまでしかまだ進んでいないですが(汗)。
取り組んでみての感想ですが、いつもの事ながら早くに取り組んでおけばよかったと思いました。確かに苦手意識の有る事に取り組むのには大きなエネルギーと時間と色々な犠牲が伴ったとは事実です。しかし取り組み始めると、何のことはないたった一日でそこそこに理解できるようになっています。要は食わず嫌いだったのですが、それ以外にも理解が進んだ理由はいくつかあって、必要に迫られていることとこれまでの経験が生きているという二つの理由が中でも大きいと思っています。
まず、文字通り必要に迫られているため、学習に対する本気度が違うということが最も大きな理由だと思います。実際に確率統計が十分に理解できていないため仕事で損をしていると思っていて、なんとかこれを脱したいという強い思いがあります。たしかに学生時代の統計学はギリギリ単位がもらえたくらいでしたが、これは必要性を感じずにイヤイヤ取り組んだだめです(汗)。
加えて、これまでの経験が生きていることも理解度が進む原因の一つです。学生時代に勉強した時は多くの概念が初見だったのですが、実際の仕事の現場で分からないながらも使おうとトライしてきたことが多く、今ではなんとなく馴染みもあります。さらに学生時代よりも数学を始めとした周辺分野の関連知識が増えているため、その分理解が進むのが早いのかもしれません。さらに実際の仕事での生かせそうな場所をイメージしながら勉強できるため、理論だけではない実践を意識した学習になっているのだと思います。
確かに学生時代とは違って大人になるとなかなかまとまった時間が取れずに勉強は出来ませんが、以上の通り、本気で取り組めば高い効率で習得できることを感じました。今後も必要な分野においては、優先順位の低い仕事を止めてでも時間を天引きして勉強を進めていきたいと思います!