#1092 技術の水平展開のための抽象化!

イノベーションに関する社内のセミナーで、『イノベーションは枯れた技術の水平展開で起こすことが出来る』と教えられました。これはイノベーションには技術的な新しさは必ずしも必要なく、既存の技術の予期せぬ組み合わせだけで事足りることもあることを言っています。むしろ技術そのものよりも、その応用や使い方や組み合わせの意外性が成功の鍵だと思います。
イノベーションのインパクトを大きくするには技術の水平展開を異なる分野間で出来れば更に良いのですが、この異なる分野間の水平展開には具体と抽象の行き来が必須であると思います。
例えば蕎麦屋で起きたイノベーションをうどん屋に持ちこんでもどれだけのインパクトがあるのか疑問ですが、蕎麦屋から創薬サイエンスへの水平展開であればそれはきっとインパクトが大きいと思います(実際のところは想像も出来ないので良く分かりませんが笑)。しかし蕎麦と創薬サイエンスには一見全く関係がないため、具体個別の技術そのものの展開は不可能です。そのため、一旦蕎麦屋のイノベーションを他の分野に適応可能にするために抽象化するという作業が必要になってくると思います。
この抽象化の際には、上手くいく法則や普遍的な法則を取り出すのですが、抽象化しようとする対象が複数あったほうが抽象化しやすいのだと思います。そもそも抽象化とは共通点を見出し具体個別を捨てる作業ですので、サンプル数が多くあったほうが共通点を見出しやすいのだと思います
そのため、イノベーションを起こそうと思ったら自分と異質の出会いの数を増やすのが良さそうです。異質であればあるほどイノベーションのインパクトは大きく、出会いの数が多いほど共通点に気付きやすくなり正しく抽象化できるようになるのだと思います。
ということで、今はわけあって (笑) 引きこもっていますが、論文が終われば自分と異質なものとの出会いを多数求めて外に出たいと思います! 

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