#1093 自ら仕掛けるドキドキ感を感じているか!

仕事をしていてドキドキ感を感じることは二つの場合があると思っています。まず一つには他人からノルマなどを決められてその達成に向けて『胃が痛くなるようなドキドキ感』を感じることがあります。二つ目には、自分が仕掛けている仕事の結果が楽しみで待ち遠しく感じるときのようなワクワクドキドキ感があると思います。当然の事ながら、後者のドキドキ感こそが仕事を楽しく感じさせてくれる醍醐味なのだと思います。

しかし、最近は一生懸命に仕事をしているのものの、前者のドキドキ感しかじていません(汗)。後者のワクワクドキドキ感は、自分から仕掛けていった仕事でないと、そう感じることは多くないのだと思います。自ら仕掛けていく仕事は未来への投資になることが多く、未来の成果の種まきのような活動で、未来への希望を産みます。

しかし今は、例えるなら実りかけた果実の収穫ばかりを行っています。成果は既に目に見えるそこに実っており、あとは(果実が腐ってしまわないうちに)収穫するだけの状態です。そのため成果を一つ一つ収穫する喜びはあるのですが、とは言えそのほとんどは予想通りに進む単純作業であることが多いのが現実です。しかもその過程では視点があまり未来を向かずに、今ばかりを見ているように思います。

成果を確実なものにするためには上述した作業の手を抜くことは一切出来ません。これはこれで大切な仕事です。ですがこれだけを行って未来に対する仕掛けが一切ないと、ワクワクドキドキ感を感じることがなくなり、その分だけ焦りを出てくるように思います。

あまり実感はありませんが、実は創薬研究という仕事は他の多くの製薬会社と激しい競争をしながら、未知の現象への挑戦しているという二重のドキドキ感に溢れた仕事なのだと思います。ですので自分の気持ちや行動次第で如何ようにもドキドキ感を感じることは出来るはずです。限られた時間のうち僅かでもいいので、未来を見据えて未知の現象にチャレンジを続けていきたいと思います!


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です