プランドハプンスタンス型による研究者キャリア形成 #1150

今日はキャリア形成に関する社内のセミナーを受講しました。これまでよく言われている『理想のあるべき姿と現実とのギャップを認識してそこへ向かって活動する』というキャリアビジョン型に加えて、プランドハプンスタンス(計画的偶発性理論)の紹介がありました。そして今日のセミナーでは後者の紹介に重点が置かれました。

このプランドハプンスタンスとは、『個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方』(wikipedia より)であり、好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険心をもった人にその偶発性は起こりやすいとのことでした。

と、自分が拙い文章で説明するよりも、スティーブ・ジョブスのスタンダード大の卒業式での有名なスピーチの一節、『connecting the dots』を引用したほうが分かりやすいですかね。原文はコチラ。

you can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something — your gut, destiny, life, karma, whatever. This approach has never let me down, and it has made all the difference in my life.

未来に向かって点と点を繋ぐことは出来ない、振り返ってのみ繋ぐことが出来るんだ。だから、いつか将来きっと点と点が繋がることを信じないといけない。何かを信じることだ、直感、運命、人生、業、なんでもいい。この方法がうまく行かなかったことは自分は一度もなく、人生に大きな違いをもたらしてきたんだ。

ということで、明確に望む将来のために今何をすべきか?という考え方ももちろん大切です。一方で、今自分が取り組んでいることは将来どうなるかは今は具体的には良く分からないけど、とにかく将来きっとうまくいくと信じて、その事に全力を尽くすのが良いのではないかというプランドハプンスタンス悪くないと思います。というか、下記の3つの意味で自分はこの方法を信じたいと思います。

1つ目は、環境の変化が早すぎて現時点で目指している姿が将来も理想の姿で在り続けるか、もっといえばその姿が将来も存在するさえ分かりません。そんな変化が早く大きい中では、ピンチもチャンスもどんどんやってくると考えて、自分の可能性を限定しないほうが良いのではと思います。2つ目に、自分がロールモデルに出来そうな方があまり自分の周りには現時点で見つからず、具体的なイメージが描きにくい状態だからです。もちろん自分は上司・同僚に恵まれていますが、それが自分の目指す姿と完全に一致するかというとそれは違う面もあると思っています。3つ目は自分の限られた見識の中で考える理想の姿に限定してキャリアを追い続けるよりも、偶然との出会いにある程度は身を任せ、結果として大化けする可能性を残しておいても良いのではないかと思います。人生戦略といったところで、所詮これまでの自分の見識の中で考えついたものであり、末広がりの未来を信じる自分にとってはどんどん戦略は変わっていきその度に良い物になるはずだと信じています(し、そうなるように行動したいと思っています)。

もちろんプランドハプンスタンスが上手くいくためには、偶然性が計画できるような行動を意図して取ることが必要です。それが5つの行動特性であり、特に自分は継続性(自分には合わないと思ってもとりあえずは継続的に取り組んでみる)や冒険心(成功の保証が無くても取り組んでみる)みたいなところを意識しないと上手くはいかないのだと思います。

加えて、スティーブ・ジョブスの言う『直感、運命、人生、業、なんでもいいから』信じた上で、今やると決めた事を一生懸命に頑張りぬくことが大切なのだと思います。キャリアビジョン型のような『あるべき姿とのギャップ』が見えにくいために現状を肯定することに甘んてしまう可能性が無くもないのですが、そうではなく今を一生懸命生きることが将来きっと何かにつながってくるのだ、というように捉えて(サボってばかりいずに)明日からまた頑張りたいと思います(汗)。


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