今年の新年の目標の一つとして、『字を綺麗に書くこと』を掲げました。今年も3ヶ月が過ぎようとしていますが、手帳やノートを見返すと汚い字で埋め尽くされていて、新年の目標は早くも頓挫しそうになっています(まだ諦めてはいませんが汗)。
とはいえ、この間に収穫がなかったかというとそんな事はありません。父親にもらった筆記用具に加え、自分でも入門用の万年筆を買って、毎日それを使っています。つまり毎日なんらかの文字を書き続けています。気付けば今年になって大学ノート8冊を全部使いきりましたし、手帳も順調に埋め尽くされています。まあ『書けば良い』というものではもちろん無く、実際に何を書いているかが本当は重要であることは十分に承知しています。ですがそれでも、書くこと、字にしたり図をかいたりすることの効果を強く感じています。
まず書く習慣が出来たことで、紙と筆記用具さえあれば、どこでも知的生産をすることが可能になりました。これって当たり前のことではあるのですが、以前はPCの前以外で、考えたり何かの構想を生み出したりするのが苦手でした。しかし今ではそれ以外の場所での知的生産の質が高くなったと思います。その結果として知的生産が出来る場が広がったことで、考える時間自体が増えたように思います。
次に仕事やプライベートの課題を紙に書いて言語化や図式化しようとする癖がついたため、考えの整理が(以前との比較では)上手になったように思います。自分のノートを見返すと、実験のグラフの模式図、仕事のフレームワーク、数式、文字とびっしり書いてあります(そりゃ〜ノートがすぐになくなりますね)。実際のところは、それらのアイデアのほとんどはボツになったものなのですが (汗)。しかしごくたまに良いアイデアが生まれることもあり、それを生み出せているだけで、書いていて良かったと思います。
最後に、書くことでより記憶に残りやすい事を感じています。それは文章であっても、図であっても、下手くそな絵であっても、パワポやワード(ブログ)で書くよりも手で書いたほうが記憶に残りやすいのは何故なんでしょうか。気のせい?しかし実際のところMS明朝で書いた文章よりも自分の下手な文字のほうが残りやすいんですよね(なんとなく分かりませんかね?、この感じ)。ということで、良いことがたくさんあると感じています。まぁ字を綺麗にかくことはもちろんなのですが、それが出来なくても今後も書くこと続けていきたいと思います。