解釈を変えることで行動を変える #1171

若かりし頃は、無い物ねだりばかりをしていました。現状を変えようとする努力は怠っていたくせに、もっと背が高かったらとか、もっと頭が良かったらとか、もっと金持ちだったらとか、etc. などなど、『タラ・レバ』を繰り返していたように思います。まあ、今もその傾向は変わっていないんですけどね (汗)。

と言っても、どんなに頑張っても変えられないものも存在するのも事実です。最も分かりやすい例を挙げれば遺伝的なことで、受け継がれたDNAを変えることは現在のテクノロジーでは困難です(将来は分かりませんが)。そのため、現在自分が元気に活動できているものご先祖様のお陰ですし、一方でに将来に自分がかかる可能性のある疾患なども受け継がれていくのも事実なのだと思います。それは良い悪いではなく、生物の種の保存とはそういうものだという認識です。

前置きが長くなりましたが、会社の採用や部署の配属なども、ご縁と巡りあわせの部分が多々あり、自分の力だけではどうしようもないところがあります。自分が働く今の部署は、決して花型という部署ではないので、入社した時には花型部署に配属された同僚をうらやんで、自分も違う部署だったらよかったのにと思ったものです。

そんな『タラ・レバ』を言って腐ったり、違う部署に移りたいという希望を出すことも出来たのでしょう。しかしそれを言っても仕方のない事は分かっていましたので、自分は自分に与えられた環境の中で成果を出そうと頑張ってきました。

結果論としての話なのですが、振り返ってみれば自分は今の部署に配属されて良かったと思っています。まず花型の部署に配属された同僚には負けたくないと思い、一生懸命に努力だけはしてきました(成果が付いてきたかどうかは別として汗)。この反骨心は自分が花型部署に配属されればきっと感じることもなく、それをキッカケにして頑張ることもなかったでしょう。

また花型の部署ではなかったので、その分だけ目立つ事もできているのだと思います。花型の部署では同期採用が20人以上のレッドオーシャンといった部署もあり、そこで頭角を表していくには自分の能力だけではなく、コネや運やその他の色々な要素が必要なのだと思います。一方で(良いか悪いかは別として)なんと自分の部署では自分の同期入社はおらず自分一人だけなので、良くも悪くも目立つことだけは出来たのだと思います。そのためそもそも競争が存在せずに、自分が一生懸命に頑張ってさえいれば、上からお声がけを頂きやすい状態になっているのだと思います。

人生は一回きりで、タラ・レバはありません。『人間万事塞翁が馬』じゃないですが、それは何が良いことで悪いことなのかも分からないことを意味します。じゃあ、今いる環境の中で自分はどう行動するのかが大切ですね。今いる環境の中で変えられないことに悩むのではなく、自分にとってプラスになる解釈をすることで行動を変え、その結果として自分が望む方向に進んでいければよいのだと思います。


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