無謀な挑戦も前倒しで行うべし #1199

イノベーションについて、今日も続きで書いてみたいと思います。イノベーションは成功すればそのインパクトは非常に大きいものの、合理的に狙って起こしうる性格のものではないため、その成功確率は非常に低いように思います。

しかし追い詰められると現状打破の一発逆転をイノベーションに期待せざるを得ない状況になってしまうかもしれません。しかしこれは分かりやすく言えば、追い詰められて全財産を競馬に突っ込んで勝負をしなければならない状況と例えることが出来るかもしれません。こんな状況を作ってはダメということでしょう(笑)。

つまりイノベーションを仕掛けにいくには、追い詰められる前に行動をしなくてはならないと思います。ギャンブルは小遣いの範囲内のあぶく銭を使ってやれ、ということでしょうね (笑)。そして『最終レースで当てないと正月が越せない (汗)』と追い詰められる前に、余裕があるうちに余裕がある範囲で可能な限り突っ込んでいくという状況が理想なのでしょう。つまり無謀な挑戦は、小さく始めるほうが、そして早くに始めるほうが良いということなのでしょうね。そのほうが軌道修正が効きますし、たとえ失敗しても、他の確実な仕事で取り戻すことも、もう一回ギャンブルに打って出ることも、挑戦が早ければ早いほど可能になるのだと思います。

逆に考えればイノベーションを起こすためには、イノベーションに期待しなくても成果が出ている状況でなければなりません。お金の例で考えるならば『ギャンブルのための自由になるお金』を持てるだけの十分な日々の稼ぎがなければなりません。そして比較的に余裕のある時に、目先の小さな成果のためにイノベーションを仕掛けて行く必要があります。

昨日書いたとおり、まずはイノベーションに期待しなくても食っていくだけの成果を自動的に出し続ける筋肉質なシステムをつくり上げることが、安定してイノベーションにトライし続けるためには必要なのではないでしょうか。そしてその上で、なるべく早く試して、早く失敗する必要があるのだと思います。『無謀な挑戦』も前倒しで行っていくべきですね。

ということで、2015年度が始まって一ヶ月が立っていますが、まだまだ挑戦を仕掛けるのには、十分時間があると思いますし、今しか出来ない挑戦もあると思います。無謀なイノベーションを早期に仕掛け、ほぼ失敗することを想定しつつも、心のどこかで大化けする可能性に期待しながら、楽しんで仕掛けていきたいと思います!


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