儒教の影響なのでしょうか、日本の文化として『年長者を敬う』というものがあり、自分自身も強く影響を受けています(先輩に対して生意気言ってますが、決して敬っていないのではなく、単に口の聞き方を知らないだけです笑)。それは自分が田舎出身でそのような文化の強いところで育ったこと、また学生時代の学科自体もまたサッカーでも先輩後輩関係の強い組織で過ごしたことが影響していると思っています。
ただ最近では、若い人が敬語を知らないとか、年長者を敬わないとか、そんなニュースをネットでも見るのですが、まあそういう時代なのかも知れないですね。会社でもグローバル化が進むと、年功序列が崩れ、職種ごとの役割と責任と権限が明確化されてくると、もはや年齢は仕事をしていく上であまり関係はなくなってきます。自分の会社以外でも若い能力のある人が年功序列の壁を取り除いて活躍出来る場を持てるようになっったというニュースなんかを読むと、非常に良いことだと思っています。
一方で自分としては、だからといって『年長者を敬わなくても良い』といは思いません。年長者は(たとえ仕事・専門性などの一面で劣っていたとしても)それ以外の経験や人徳などで尊敬すべきことはたくさんあり、『年の功だな〜』と思わせてくれることはたくさんあります。
他方で、自分よりも年齢の若い人に対して大きな態度をとっていいかというと、それも違うと思っています。1学年・1才の差がとても大きかった学生時代(特に中高の時は体の大きさも知識も人生経験も全然違った!)とは違い、歳を重ねるにつれて1歳の差が相対的な意味として小さくなり、今では1歳の差なんで誤差みたいに思っています。5才〜10才くらい年下の方でも立派な人は山ほど居られるのを考えると、自分の年齢では5才〜10才はもはや誤差と思ったほうがいいのかもしれません。会社でもそれ以外でも『こいつには敵わんな』と思ってしまう年下の方にたくさん出会います。だから後輩に対して横柄な態度をとっては自分が恥をかく(または自分が損をする)ことが多くなるのではないかと思います。
なんだか当初書こうとしていた事から脱線してきたのですが (汗)、まとめてみると、年長者を敬い、かと言って後輩に対しても5才〜10才くらい年下でも横柄な態度を取らずに接していきたと思います。要は誰に対しても、敬意をもって接しろということですね(と書いていて、年上に対しても年下に対しても、全く出来ていない自分の現状を考えると、とても心苦しいのですが・・・汗。)