基礎練をやれば絶対にうまくなる #1257

学生時代にサッカーを好きになり、学校にも行かず(学校にいっても学校のグランドで)本当に毎日のようにボールを蹴っていました。自分の性格上、どんなことでも、ハマればとことんこだわるタイプです。サッカーもその例にもれず、色々なトレーニングをしていました。今から思うと何のためにそこまでサッカーの練習をしていたのか分からないですが (笑)、単に上手くなりたいという気持ちが強かったのだと思います。

チームメンバーと一緒にいればすぐに試合形式の練習をやっていたのですが、一人の時はウェートトレーニングをしたり、体力をつけるために走っていたり、リフティングなどをしたりして、など熱中していました。

もちろん試合形式の練習も役には立ったのですが、今から思えば自分が(before/after の自分との相対比較で)上手くなれたのは、ゲームをやっていない時にグランドの隅でやっていた基礎的な練習(基礎練)のお陰だと思っています。トラップ、パス、キック、ヘディング、その他色々な地味な練習の繰り返しです。しかも一日やっただけでは全然変化も見えないですし、やっている時は正直何のためにやっているのか分からなくなります。

サッカーというと華麗なドリブルとかシュートとかフリーキックとか、派手なプレーに目が行きがちですが、ボールを受けるときの基本的な動作は、ボールを止めて、運んで、蹴る、という事に集約されます。

ですので、自分はフォワードでもなかったこともあり、試合で殆ど機会のないシュートの練習をやっている暇があれば、基礎練をやったほうが上手くなるのは納得ですよね(といいつつ、基礎練をやっていたシュートも上手になるんですが)。もちろんそれだけじゃダメで、ボールが無いときの動き(ボールを引き出す動きやディフェンスの動き、さらにチームでの動きの連動など)はもちろん学ばなければならないのですが、まずは上記の基本のレベルが上がらないと、試合でも使い物になりません。実際に、シュートチャンスになる絶好のパスを足元もらっても、適切な場所に止めることが出来なければシュートは打てません。

じゃあ、なんで基礎練をみんあがやらないかというと、地味で楽しくないんですよね。そりゃー、ゲーム形式でシュートした方が楽しいに決まってます。もちろんプロとしてやっているわけじゃないので、楽しくやる分には全然いいのですが、プロとしてやるなら楽しいだけじゃダメですよね。

さて。自分はサッカーはプロじゃないですが、自分が飯を食っているライフサイエンスの研究者としての基礎練をやってるんかいって話ですね。『・・・』。プロである以上、当然もっと上手くならないといけないですし、楽しいコトばっかりやってちゃあ生き残れません。地味な基礎練を馬鹿にせずに淡々と取り組むことが出来れば絶対にレベルアップできると思っています。基礎練に相当することをサボってばかりの自分ですが、昔を思い出して真面目に取り組みたいと思います、頑張ります!


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