昔、ゴムの木を育てていたことがありました。そして今は、イチゴとなんかの木(?)を育てています。
近所の家にも同じ木が植えてあるのですが、木の元気さは各家庭で全然違いますね。どれだけ手をかけているか、という「原因と結果」が、非常にわかりやすいです。
植物を育てるようになって思うことは、(1) 毎日、水をやることが大切であること、(2)(自分の狭い認識を超えた)想定外のいろんな問題が起きてしまうこと (3) 問題を放置すると修復が困難になること、などでしょうか。
生き物には、一夜漬けはできません。元気がなくなったからといって急に水をやり始めても、元気にはなってくれません。毎日まいにち、継続して世話をしてやることが必要です。
雨の日も、風の日も、暑すぎる日も、寒すぎる日もあります。ポカポカした日が続いたあとに、適当に雨が振る、という植物(と水やりをする自分)にとって都合のいい日が続くわけではありません。天候や害虫やその他環境など、それらの(世話をする自分にとっての)問題を1つずつ『その都度』解決していかないといけません。極端な話、枯れてしまってから水をやっても、木は元気になることはないわけです。
当たり前ですが、人間も生き物です。自分にとって不都合な事をふくめて、それが自然のシステムというものであり、人間もそのシステムに根付いて生きていることを忘れてはいけません。ついつい、自然のシステムには存在しない「一夜漬け」の短期的な成果を求めがちでありますが、それは間違ったパラダイムなのでは、と植物の世話をしているとつくづく思います。
育てている観葉植物と同じで、自己の成長のためにも、自分に毎日継続して水をやり、そして問題がおこったらすぐにそれを取り除いていく、想定外を意識して行動していく、ことなどが必要なのだと感じます。