最近、英語で情報を取ることの必要性を強く感じています。と言うのは、ライフサイエンスの中心はアメリカ(そしてヨーロッパ)であり、日本にいるとその情報の鮮度が落ちるということを強く感じています。欧米という地理的な距離よりもむしろ問題なのは、サイエンスの共通言語が英語であることで、その情報へのアクセスに障害があることです。
例えば、日本では海外の会社の英語のプレスリリースを日本語にしてまとめただけで有料情報として配信できているようです(というか自分も購読していますし汗)。つまりそれだけ日本では英語の情報源に対するアクセスに障害があるようです。
この状況を乗り越えるために、最近はあえて英語の情報に直接触れるようにしています。英語だと単語がわからないこともあって時間がかかりますが、最近は大分慣れてきました。業界のまとめサイトやキー・オピニンオンリーダーが集まるサイト、linkedin などから流れてくる情報など、悪戦苦闘しながらも英語の一次情報をそのまま取るようにしています。
そのようなことを初めて4ヶ月位経つのですが、最近少しだけ変化の兆しを感じています。例えば、これまでであれば英語を読むためには、紙にプリントアウトして集中して蛍光ペンなどでマークしながら読まなければ情報が十分に取れなかったのに対し、最近ではディスプレイのままで斜め読みが出来るようになりました。単語がわからない場合もウェブ辞書などを使えばそこそこストレスなく読んでいくことが出来るようになっています。その結果として英語の勉強としての目的に加えて、情報を取るという本来の目的で時間を使うことも出来るようになりました。
そうして感じることですが、英語だと結構な情報を無料で取れるということです。日本語だと殆ど情報が取れないことであっても、世界には情報は意外と落ちていることに気付きます(その情報の確からしさは別として)。なんかズルいな〜と思いつつもそういう世界で戦っている以上は、そんな言い訳は出来ません。グダグダ言わずに、英語で情報を取ることに慣れ、世界とのタイムラグを少しでも小さくしていきたいと思います!