一駅間で出来る問題解決を目指して

以前に会社のエグゼクティブとの懇談会に出席した時、元外資系コンサル会社出身のあるエグゼクティブから問題解決のアイデア出しについてのアドバイスを貰いました。その方は地下鉄が一駅間を過ぎる間に問題を一つを解決され、出社の時間に複数の問題の解決策を立案されるとのことでした。その方曰く『問題解決とはそういうものだ』とのことです。

その時はただ単に『凄い!』と思っていただけですが、自分も十分な時間が取れなくなると、電車に乗っている時間さえも何か有効に使いたいと思うようになります。本を読んだり、論文を読んだり、資料を見たり、ブログを書いたりと、手元に何か準備をしていればそのように時間を使うことができます。ですが、それらを持っていない時には、時間をただ無為に過ごすことになります。そんな時には、社内の人達を観察したり、中吊り広告を見て、何かの気付きを探したりしますが、特に何の気付きも得られない自分の不出来を恥ずかしく思っていました。そんな時にふとそのエグゼクティブの話を思い出して、問題解決の時間にでも使ってやろうと思い立ちました。

・・・が、やってみても全然うまく行きません。そもそも自分には解決すべき問題を具体的に意識できていないことに気付きました。もちろん自分は複数の問題を抱えていてそれは手帳などにまとめていますが、そのメモを見れば明確に思い出せるものの、そのメモにアクセス出来ない状態では問題を明確に捉えることができません。さらに問題を思い出せても、自分の場合、頭の中だけでは問題解決について十分に考えることが出来ません。これは問題解決に使える脳のワーキングメモリーが十分でないことが原因のようです。

問題解決に使えるワーキングメモリーは訓練次第でいかようにも増やせるらしいです。訓練しないことには全然増やせません。これは囲碁や将棋などの上級者が複数の手筋を何手先までも読んでしまうのに対し、素人には全く不可能であることと似ているのかもしれません。しかも囲碁や将棋のように、問題解決の手筋もある程度決まっていて、無限にあるパターンの中でも仮説思考を用いて優先順位付けすることである程度良い手を限定出来るそうです。

場所や時間に縛られない働き方をするためにはこのようなスキルが必須になると思っています。訓練で上達できるのならトライしてみない手はありません。確かに風呂とか散歩中とか自分がリラックスできている状況では良い解決策を考案できることがあります。確かに満員電車の中では熟考することは簡単ではないかもしれませんが、それでも無理なことではないでしょう。少しずつでも訓練して上達していきたいと思います!


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