自分たちの価値基準を賞として提示する #1340

最近、仕事で新しい実験系を構築することに成功し、グローバルを含めてあらゆる部署から測定依頼を頂いています。これは自分たちのプレゼンス(社内での存在感)を示すことに繋がり、非常に有り難いことです。

しかし新しい測定系を作ったからと言って依頼を受けてそれを測っているだけでは、CRO(開発業務受託会社)つまり外注先と同じになってしまい、自分たちの存在価値が薄くなってしまいます。もちろん自分たちの開発した評価系は既存のCROの測定系とは圧倒的な差別化点があり、現状ではただ測るだけでもまぁ問題は無いのですが、それでも自分たちのプライドとしてそれだけでは不十分で何か新しい価値を付加したいと思っています。

そこで始めたことの一つが、測定ごとの最も優れた測定結果に対して勝手に賞を提供してしまうというものです。勝手に “Man of the Match” とか “MVP” を発表しているみたいなものです。賞の選定委員は自分と同僚数人で、素人に毛が生えた程度で専門家ではありません。賞に対しては何のインセンティブもありません(将来的には図書券くらいは贈呈したいとは思っていますが笑)。つまり賞としての価値は全くありません (笑)。しかしそれでも自分たちが測定する側であるため、賞を出せる正当性があると思っています。加えて、自分たちは情報発信に強みを持っており、その発信の中で依頼者が認知されることは依頼者として悪い気はしないでしょうし、受け手にもそこそこの価値はあると思っています。

この情報発信の価値の一つには、自分たちの価値基準を提供することだと思っています。この仕事は依頼業務なので自分たちとしては測定には責任は持つものの、その測定結果が良かろうが悪かろうがは本来責任はありません。しかし、『自分たちはこういう測定結果を価値ありと考えている』と依頼者に提供することで、自分たちの望むような依頼をさらに増やすことが出来ると思っています。さらに情報発信を通じて、生み出された価値を依頼した人以外にも横展開していくことでイノベーションを生み出すことが可能になると思っています。

それにより、社内におけるこの測定系の重要性が広まり、この測定がさらに盛り上がって、結果として創薬研究を前に進めることが出来るようになればうれしく思います。元手はタダで出来ることで、このような成果が生み出されるのであれば素晴らしいですね。上手くいくかどうかは分かりませんが、どうせタダなので、まずはやってみたいと思います、頑張ります!


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