動く・動かないのどちらがデフォルト状態か #1344

自分が何かの習慣を身につけようとする時、最初はその行動を行うことは大抵の場合は苦痛で、非常に大変な思いをします。しかし、一度習慣を身に付けてしまえばそれがデフォルトになってくるので、反対にその習慣を止めることが難しくなってくるほどです。これはランニングでも、お酒の禁酒でも、英語などの勉強でも、何でも当てはまると思っています。不思議なものでダメな習慣を身につけるのは非常に簡単なのですが、良い習慣を身に付けるのは非常に骨が折れます(本題とは異なるのですが、何ででしょうね笑)。

そのため、習慣を身に付けている人とそうではない人の差は非常に大きくなると思います。と言うのは、ある行動が全く取れない人と、その行動がデフォルトになって大した苦労なく行動がとり続けれられる人ととでは、出てくる成果が大きく変わってくることは想像に難くないと思います。ですので、身に付けたい習慣があるのであれば、一刻も早く身に付けて、目的の行動を苦痛なく無意識に取れるような状態を作りだして継続していきたいものですね。

この習慣を身につけるのに非常に骨が折れるのは人間の(正確には人間の脳の)習性である、『人間は慣れる生き物だ』ということに密接に関連しています。人間は元々は動物ですから、危険を察知するためには新しい物事には本能的に抵抗を示すものの、それが慢性的な刺激になると今度はそのストレスを和らげるためにその物事を受け入れ始めます。人間はそういう生き物である以上、その習性を活かして自分の望む成果を出していくことが必要なのでしょう。この人間の習性、そして自分が習慣を身につける一連のプロセス(抵抗→受容→習慣化)をメタ認知できているかどうかが、新しい習慣を身につける際の成功の鍵になっていると思います。

そのプロセスの各場面において、自分のデフォルトがどうなっているかを理解しようとするメタ認知が大切なのだと思います。つまり『身につけたい習慣に対して抵抗を示し、行動しないことがデフォルト』の状態なのか、『その習慣を受けれようとしている』のか、それとも『すでに習慣化して、その行動を取ることがデフォルトになっているのか』が分かれば、自分の置かれているステージが理解できます。それは、自分が習慣化にどの程度エネルギーを割いていく必要があるかの指標になりそうですね。英語、運動、ストレッチ、読書、etc. 自分が身に付けたい習慣はたくさんあります。良い習慣を身に付けるために、意図的に自分をメタ認知していきたいと思います!


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