最近、会社のデスク横に大きいホワイトボードをおいて、今後対応が必要なタスクを全て書き出しています。その仕事はチームで取り組んでいる仕事なので、対応が必要なタスクを可視化して、メンバーで共有できるようにすることが目的です。自分としては対応が必要なタスクはA4のメモ書きで管理しているので、この対応はむしろチームメンバーのために実施したつもりでした。
ところが、予想外に自分にも良い影響を与えることになっています。というのは、常に対応が必要なタスクが否応なく目に入ってくることで、それらの課題が無意識の内にどんどん刷り込まれています。というのは、自分がパソコンのディスプレイから目を離した瞬間に課題や問題点が列挙してあるホワイトボードが目に入ります。集中していた仕事が終わってやれやれと背伸びした際にも目に入ってきます。さらに、上司やチームメンバーからも、『この課題はどういうことなんだ』とか『自分の協力が必要なことはないか』など聞かれることで、ますます意識に刷り込まれます。
その結果、文字通り寝ても冷めてもその課題が気になり、アイデアがばんばん浮かんで来るようになりました。例えば、課題の改善のためのアイデアが、本当に眠りに付く直前や、通勤時間、ランニングをしている最中、風呂に入っている間、など時や場所によらず次々に出てくるようになっています。その結果として、一日のうちに複数の改善のアイデアが生まれ、それを実行に移すことで、ホワイトボードの項目がどんどん消えていき、その分だけ業務がどんどん楽になり、また一部成果にもつながり始めています。
このような好循環が回り始めたのもホワイトボードでの刷り込みを通じて、自分が抱えるタスクが脳のワーキングメモリーにコピーされたことが始まりだと思います。その結果、自分がリラックスして創造的な発想が出来る時間帯にも、仕事上の課題について意識の登り始めたことで、アイデアが続出するようになっているのだと思います。正直、オフィスではタスクを遂行するモードになっているので、創造的なアイデアは出にくいと思います。ですので、タスクや課題を脳に刷り込むことでオフィス以外に持ち出し、創造的な思考の出来る時間帯&場所で、こそ解決のためのアイデア出しをしていきたいと思います。