新鮮な視点で自分の強みを見出して貰う

出張でアメリカのボストンに行った時のことです。地下鉄に乗りたいと思って待っていたのですがなかなか電車が来ません。不審に思って時刻表を調べてみようと聞いてみたところ、そもそも時刻表はなく『電車が来た時が、時刻だ』という予想外の答えが帰ってきました (笑)。だって先進国の大都会の公共交通ですよ、そんなのあり?、とは思ってみたのですが、むしろ日本の基準で考えるのが駄目なのかもしれませんね。

日本の地下鉄(たとえば東京メトロなど)はラッシュ時には2分以内の運行間隔で運転しているとのことです。時速300kmで走る新幹線もラッシュ時には一時間に16本(単純計算だと4分間隔以下!)を時刻表通りに走らせています。これは驚異的のようで、世界的にも珍しいことのようです。公共交通のオペレーションは一例に過ぎず、日本には世界と比較しても素晴らしいことはたくさんあります。

自分としてもなんとなく日本の素晴らしさを分かってはいたのですが、実際に日本を外との比較で改めて見直すことで、日本の良さを再認識することが出来ました。隣の芝生は青く見えがちですが、実は価値あるものは自分の近くにあるのだけれども、盲点になって見えていないことが多いだけ、ということに気が付きます。これは何も日本に限らず自分の強みに関しても、自分自身は当たり前に思っているから盲点になって見えないという意味で同じなのかもしれないですね。

であれば、同じように『外国人』『ストレンジャー』としての目を持って自分を見ることや、もしくは『外国人』に自分を見てもらい強みを見出してもらう事ができれば、自分にとって当たり前だけど市場価値のある強み、を見出す事が出来るのでしょう。

そのためには『外国人』つまり自分とは違う視点や背景、価値観をもった方とお会いするのが最もよい方法なのでしょう。つまり自分の殻に篭っていないで、外に出るべきなのかもしれません。それは会社で仕事ばかりしていないで異業種の方と合うだとか、もしくは仕事でも自分の部署に留まらずに積極的にお客様と接点を持つ、という事が必要なのだと思います。それを通じて、出会う方の高い専門性や強みとの比較で自分を見つめなおし、自分が戦えるフィールドを見いだせれば良いと思っています。そうでなければ、なかなか勝ち目はありませんしね。といことで、来年こそ、内にばかり篭っていないで、外に出たいと思います!


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