辛い時にこそ頑張れる心の強さを鍛える

昨日、10マイルマラソン(16km)に参加してきました。超絶寒い中の出場となりましたが、やはりランニングは気持ちが良いですね。今回のレースは年末にフルマラソンを走って以来でしたが、怪我のせいもあってあまりトレーニングが出来ていない状態での出場になってしまいました。そのためレースとしては記録を狙うでもなく無事に走ることが目標になった気合いの入らない大会になってしまいました。

タイムの目標の無い時のランニングは精神的に非常に辛いです。タイムが落ちても再度頑張ろうという気力がなかなか湧いてきません。そのため前半は自分が考えるほどタイムが上がらず、さらに後半は足が止まりがちになる状態の自分をなんとか鼓舞しながらの走りになりました。

そんな状態だったので、一生懸命に走るのを辞めたいと思うことが途中何度もありました。というのは、非常に冷たい強い風が吹き付けるなどコンディションも良くはないですし、練習不足であった上に怪我した足も痛みます。そんな状況では頑張れなくても仕方がないという甘えが出てきてしまいました。そしてそんな状態では『なんで申し込んじゃったんだろう』みたいなネガティブな思いさえも生まれてきました。

しかし『そんな辛い時にこそ頑張れるかどうか』の練習をしておくべきだと思い返し、必死でスピードを上げました。そうすると(いつもよりもタイムは遅いものの)必死でゴールを目指す気持ちが生まれてきて、走ること自体を楽しむことが出来ました。

自分の場合、辛くなると心が折れてしまいがちですので、厳しい状況では体力面でよりも精神的な面での頑張りが出来るかどうかが重要だと思っています。仕事でもランニングでも十分に納得の行く準備をしておくことが理想ではあると思いますが、必ずしもそのような準備ができるとは限りません。特に強烈な先送り癖を持つ自分の場合は、なおさら準備が十分に出来ないケースが多くなりそうです。そういう準備が不十分で調子が良くないような時にこそ、どのようなパフォーマンスを出せるかが本当の勝負になると思います。

このような辛い時にこそ頑張る体験をするのはなかなか練習出来ません。練習ではある意味で自分しか見ていないのですし、スピードを落としても記録にも残らないわけで、いくらでも手を抜けます。しかしレースでは(知り合いではなくても)沿道の方の目や同じペースで走ってきたランナーの目もあり、練習ほど簡単にサボることは出来ません。この辛い時に頑張る練習をするという意味だけでも、このレースに出た価値はあるのだと思います。肝心の勝負どころで折れがちな自分の弱い心を鍛えるためにも、しっかりと準備で出来た時もそうでは無い時も、一生懸命に目の前の課題に取り組みたいと思います!


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