社内でセミナーをやって感じたこと

先日、社内で若手向けに自分の専門分野のセミナーをしました。準備に丸一日(当然ながら勤務外の対応です汗)とセミナー当日の午後が丸々潰れてしまったので、くそ忙しい現状では少し痛かったのですが、以下の3つの理由でやってよかったと思います。

まず一つ目ですが、若手の皆様とのご縁が生まれ、そして彼らにある程度の価値提供は出来たのではないかと思います。廊下ですれ違うものの仕事で直接のやり取りがない方とは、会社で同じ建物にいてもあまり接点がありません。今回、価値提供が出来たことで、自分のコネクションの幅が広がりました。しかも、社内の同僚なので金は取っておらず、一方的な価値提供が出来たというのは自分にとって気持ちの良いものです。初対面の方に自分が一方的に借りを作ってしまったり、マイナスの影響を与えてしまうのではなく、プラスの状態から入れるというのは良好な関係性作りという意味で意味のあることだと思っています。これからご縁がどんどん発展し、一緒に良い仕事が出来ることを期待しています。

続いて二つ目ですが、やはり教える立場の者が一番勉強になるということです。今回は教える相手が『自分の専門分野ではない若手』という二重の意味で難しい相手でした。そんな方達にご理解頂くためには、基本のところの何故?に帰らなればなりません。これは非常に骨の折れる事で、自分の中の当たり前をもう一度見直す必要があります。中には『定義として覚えてください』としか言えないこともあるのですが、なるべく基本を丁寧に説明することで、自分の専門分野に対する基本的な理解が大いに深まりました。

最後に、若手の成長は長い目で見れば自分に帰ってくるからです。今回参加してくれた若手の研究者は同じ社内の同僚であり、もしも彼らが今回のセミナーの内容を理解し、そしてもしそれが彼らの成長に繋がれば、それは組織力の底上げにつながります。そうすれば、会社としても自分の組織としてもプラスですが、自分の仕事を助けてもらえるという意味で自分にとってもプラスです。

ってことでこれだけ良いことがあるので、セミナーの先生役は引き受けない手はないですね。じゃあ、何故これまで引き受けてこなかったかと言えば、時間が取れずセミナーの準備がなかなか出来なかったこと、また自分がセミナーの先生役をするキャラであるということが認識されていなかったこと、などが理由だからです。しかし、今回一度引き受けて、セミナーを行ったことで上記の2つはクリア出来ました。そのため、これからは同じ内容のセミナーであれば準備無しで大きなリターンを回収できます。ということで、これからは自分からもこんなセミナー出来ますよ、ということを積極的に発信して、皆様に価値提供が出来るようにしていきたいと思います!


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