革新的な新薬を生み出すことへの期待

今日はこれまで勉強してきた財務会計の社内セミナーの最終講義に出席し、社内の他部門の方と一緒にワークをさせていただきました。自分は普段、研究者の方としか会わないのですが、営業、マーケティング、事業開発、人事、IT、生産など、それこそ社内の殆どの部門の方と一緒に学ぶことが出来て、大いに刺激を頂きました。

財務会計の講義だったため自社の財務3表を分析して、他の国内大手企業や後発品医薬品メーカーさらに海外のメガファーマとの経営のパフォーマンス比較を行いました。製薬業界は変化の激しい激動の時代を迎えており、各社ごとに戦略も分かれてきて、その影響が決算書にも現れています。一方で、海外メーカーを中心に巨額の買収や合併を繰り返したり、また先発品医薬品以外のセグメントに多角化する企業も増えていることなどから、単純な数字での企業間の比較が困難になっていることを学びました。また他業種とは違い製薬業界は製品の創出に長い時間がかかるため、現在のパフォーマンス評価だけではなく(まだ決算書には現れてこないかもしれない)将来の成長性という観点からも評価されるべきだという学びを得ました(当たり前なんですが)。

という話になると自然と『自社の研究開発はどうなんだ?頑張っているのか?』という話の流れになり、講義中のグループワークの中でもそして休み時間にさえもその点に関して研究部門にいる自分には沢山の質問を頂きました。自分個人は頑張っているつもりですがそんな事はどうでも良くて (汗)、大切なのは有望な開発品を順調に創出できているのか、ということが皆さんの関心です。

その問に対し自分が実際に知っていることは非常に少ないので、正しく答えることは出来ていないと思うのですが、その質問の裏には皆さんからの非常に大きな期待があることは感じます。研究開発はバリューチェーンの最上流で、革新的な製品が創出できれば全社のビジネスに大きくプラスの影響を与える事ができます。特に製薬業界は製品の機能で差別化することが可能で、それにより価格競争に巻き込まれるのを防ぐことが出来る業界であることを学びました。その意味で、(先発品の)製薬メーカーは売上の20%前後の多額の研究開発費を投入しているわけです。

研究職という仕事は、そんな同僚からもそして会社からも非常に期待される仕事であるということを再認識する事が出来て少し嬉しく感じました。同時に、この期待に対しては強い責任感を感じるとともに、入社して長いこと経ってもまだ世の中に製品を届ける事が出来ておらず期待を裏切り続けている自分に対して非常に不甲斐なく感じます(製薬会社の研究の殆どは失敗しても一つ当たればそれだけで全部ペイしてしまう業界なんですが)。社内の同僚の期待や会社の期待はもちろんなのですが、実際の医療の現場に出ればお医者さんや患者さんからは、もっと大きな期待が寄せられているはずです。そんなことを考えると、ボケーっとはしていられませんね、また明日から頑張ります!


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