部下がどんどん育つ凄腕マネージャーになりたい

今日は、会社のマネジメント研修に出席してきました。何度も書いている通り、自分はマネージャー(管理職)ではないのですが、現場のチームリーダー(?)的な役割をしているので一緒に研修を受けろと言われて参加しています。その中で非常に自分としては面白い問題提起があったので、備忘録的に書いておきます。

マネージャーの役割は大きく分けて2つあり、一つはチームとしての成果を出すこと、そしてもう一つはチームメンバーを育てること、だと思っています。今日の研修の中で、部下を育成するのがマネージャーの責任ではあるものの、そのモチベーションをどこに求めるべきか、という問いかけがありました。と言うのは、昔の日本の雇用形態のように、終身雇用を前提とした固定化された組織においては、部下を育成すればそれがチーム力の向上として自分の業績として帰ってくるわけです。しかし現在のように、社内そして社外も含めて人材が流動化し、せっかく育てた人材がすぐに出て行ってしまう場合、そもそも育てるというモチベーションが湧きにくく、既に育った人材を取ってくるという手法の方に魅力を感じつつある、というコメントがありました。

これには、なるほど、確かにそういう考えもあるな、と感じました。最近の若い部下は部下で、成長したいとは思っているけれども、それは組織のためではなく自分のためであり、そもそも一つの組織にずっと留まりたいとは思っていないはずです(自分のように?笑)。しかし、自分がマネージャーであったら、自分に帰ってくるかどうかは別として、部下を育成することは大切にすべきではないかと思います。

自分としての理想(?)のマネージャー像は、『メンバーの短期的な成果と成長という両面において、あのマネージャーと一緒に働けて良かった!』と後で振り返ってもらえるようなマネージャーになりたいと思っています(繰り返し、実際はまだ平社員なのですが笑)。『人を育てることが出来るマネージャー』として社内(そして社外にも?笑)知られるような上司になれれば最高ですね。自分は、昔から仕事でもそれ以外でも後輩を指導するなど、人に何かを教えるということが、(上手ではないかもしれないのですが)好きなのだと思っています。

もちろんそれが自分の成果として帰ってくれば良いのですが、そうではない場合でも、人と人との関係性は、上司部下の関係性がなくなった後でも継続するでしょう。そんな御縁を大切に出来る人生は良い人生なのではないか、と思います。ただ、こんな偉そうなことを書いたのですが、実際は全くその実力は無いでしょう(し、そもそもまだ平社員なわけで汗)。『部下を育成する』ことはその部下の方の成果と成長に対して一定の責任を持つわけですから、それに足る実力もないのに軽々しく引き受けてはいけないことは重々分かっています。スキル面でも人間性の面でもまだまだ長い修行が必要ですね。精進したいと思います!!


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