どんな場合にもまず感謝を示す

街を歩いていても、家にいても、そして会社で働いていても、この上なく腹が立つ事はあります。特に会社では色々な大人の利害関係が本気でぶつかる場所なので、なおさら腹が立つ場面にたくさん出くわすように思います。

チームで仕事をしていても、チーム名とに対して『?』という思いしか出てこないような場面もあります。チームで仕事をしているということは、少なくとも長期的な視点では同じ目標に向かっているはずです。ですが、短期的な観点からすると、目標に対するアプローチの方法やルートは個々人で異なり、出てきた短期的な成果物が自分の意図していないものであることがあります。その乖離が大きくなればなるほど、そういう場合には『なんじゃ、これ!?』という思いと共に怒りさえこみ上げてきます。

しかし、怒っても仕方が無いんですよね。怒りはすでに起きた事態に対する自分の感情であり、それをチームメイトにぶつけて事態が好転するのであればナンボでも怒ったらいいのだと思います。しかし、実際はそんなことを事態が改善することはあり得ず、むしろマイナスです。だったら無駄なことはしないほうが良いですね。むしろその状況でフォーカスすべきなのは、過去の事ではなく未来であり、そのネガティブな状況を如何にリカバーするかとか、メンバーの成長のために(冷静に)どんなアドバイスが出来るかが大切なのでしょう。

それよりもまず自分が為すべきことは、(やり方が自分と違っていたり、もしそのやり方に問題があったとしても)チームの為に頑張ってくれたメンバーに対して、まずは感謝の気持ちを示すべきだと思うんです。たとえ失敗したとしても、メンバーはわざと失敗したわけでは決して無く、色々と考え・行動した上で失敗してしまったわけです。

そもそも、自分の意図しないやり方をして失敗したのはコミュニケーション不足であった自分の責任でもあるわけです。また失敗する前に適切な手助けや方向修正が出来なかったのは、自分の進捗管理能力不足が原因とも言えます。そんな事を考えると、怒っていい訳はなく、むしろ自分のマネジメント能力の欠如を詫びるべきなのかもしれません。実際の場面では、怒ってばかりで感謝の気持ちを示すというところまで全然至っていないのですが (汗)、チームメンバーには感謝の気持ちを心から伝えるよう自分の行動を改めたいと思います。精進します!


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