壮大な勘違いを生み出すために外の世界に働きかける

最近良く感じるのですが、何かを成し遂げようとするならば、『その気になる』とか『自分にも出来ると勘違いする』ことが、とても大切だと思っています。むしろ、それが一番大切ではないかとさえ思うようになっています。そもそも出来るか出来ないか分からないことに対して本気になることは、リターンも大きい分、非常にリスクが高く、ある意味で賭けの要素も生まれてきます。その道を選択するのが必要な場面もあると思うのですが、一方で理論上出来ると分かっていることに対しては『達成出来るかどうか』の問いではなく『どのようにしたら達成できるのか』に変わり、そこで人間の創造性が存分に発揮されてくるのではないかと思います。

以前に参加した鮒谷さんのセミナーで聞いた喩えですが、出来ると分かっている課題はパズルやゲームと一緒だと考えることも出来ると思います(知恵の輪でもなぞなぞでも、何でも良いのですが)。パズルやゲームが楽しいのはどんなに難しくても絶対に答えがあると分かっているから夢中になれるのであって、もしも『絶対に解けないかもしれないパズル』というものがあるとしたら、そんなものにはアホくさくて誰も取り組まないでしょう(少なくとも自分は無理です)。

では、どうしたら『自分にも出来るかも』という勘違いを生み出す事が出来るようになるかといえば、それは既にその世界にいる方と出来るだけ長い時間を過ごすということが大切なのではないでしょう。そもそも『自分にも出来るかもしれない』というのは、本来非論理的も甚だしい相当な勘違いであるので、そこまで行くためには多くの要素が必要だと思います。

例えば、実際にその世界にいる方がどれだけの行動をされているかを肌で体感し、その一方で、その方達の人間らしさ(完璧ではないこと)を知り、そしてその方たちが手にしたものと引き換えに失った代償を知り、それらをひっくるめて『その世界に出ていく、能力と覚悟が自分にはあるのか』を再度自分に問うことで、壮大な勘違いが生まれ始めるのではないでしょうか。

自分だったら、『経営者の方』とか『組織で成果を出され、重要なポジションにおられる方』とか『グローバルに活躍されている方』とか『本気で世界を変えようとしている方』とか『自分の限界に挑戦しようとしておられる方』とか、そういう方と一緒に長い時間を過ごしたいと思っています。そして、そのような(自分にとっては雲の上のような)方達とのお話させて頂く機会を実際に与えて頂き、本当に幸せだと思っています。そのような機会は勝手に降ってくることは絶対にありえず、自分から外の世界に働きかけていく必要があります。自分は放っておくと内に篭りがちなので、外に出る機会を作っていきたいと思います!


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