未来は望むだけでは起こらない

「未来は、望むだけでは起こらない。そのためには、いま意思決定をしなくてはいけない」

とは、ドラッカーの言葉で、マネジメントの戦略について語ったものです。しかし、実際にはこの言葉はあらゆることに当てはまるのだと思います。

「いま意思決定をする」と対極にあるのが、「明日考えよう…」だと思います。確かにこのように意思決定を先送りしていては、今日と同じ明日しか来ず、望んだ未来は永遠に来ないでしょう。人生は小さな意思決定の連続ですので、未来を変えていくためには、昨日とは違う意思決定を即座にしていかなければなりません。

しかし、短い時間で即座に意思決定をすることは、思っている以上に多くのエネルギーが必要になります。特に、決断とは何かを選択しそれ以外を捨てることになるので、 自分のように「たられば」が気になってしまう自分のような人間にとっては非常に多くのエネルギーが必要になります。

しかし、このように難しく感じられる即座の意思決定も実は習慣の問題なのではないかと思っています。自分の場合は、意識をしていないと、「難しい決断は先送りにして良い」と言う習慣が出来上がってしまいます。特に、何かを意識してるわけでは無いのですが、習慣になってしまっていて、習慣ですから自動的に行動へと結びつきます。じゃあ、この習慣にどれだけの理論的背景やこだわりがあるかというと、当然ながら別に何もありません(成果の出ない習慣だから当然ですが汗)。

エネルギーが必要な即断即決とは言え、習慣化出来てしまえば、自動的な行動に打つ説と思っています。そこで「(先送りすることなく)いま意思決定をすること」を習慣化できれば良いのだと思います。もちろん、これは簡単でないことはわかっています。そのため、本当に文字通り一つずつ、ルール化をしていくことが大切なのではないかと思っています。

例えば、食事のメニューを決めるときは即断即決するとか、仕事のメールには読んだ瞬間に即時返信するとか、アマゾンで欲しい本は 2,000 円以内であれば即買いするとか、でしょうか。もちろんこれらは、仕事などにおける重要な意思決定とは全く関係ないのですが(笑)、自分の意思決定のスピードを速くするトレーニングとして役立ってると思います。このような、意思決定の速度を早くするための小さなルールを仕事上でも生活の中でも増やしていくことで、全体の意思決定のスピードが早くすることが当たり前だと錯覚するような状況を作っていきたいと思います。頑張ります!!!


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