不確かな状況下で即断即決するのが普通である

かなり昔に、会社のミーティングで、自分が提案したある企画の発表に対して、「その情報は100パーセント確かなものでは無いから、判断ができない。」と言われてしまいました。確かにその情報は100%確かではものではありませんでした。そのため、(若かった笑)自分はその発言に対し、なすすべもなく黙り込んでしまいました。

しかしながら今なら、即座に次のように反論すると思います。「ご指摘の通り、100パーセント確かな情報ではありません。しかしながら100%確かではない状況で判断をし、結果を出していくのが自分たちの(いや、むしろあなた達マネージャーの!)仕事ではないでしょうか?」。まぁ、こんなことをいつも言っているから、煙たがられるのかもしれませんが。。。(汗)

というのは、そもそも100パーセント確かな情報などまずあり得ません。もし仮にある労力を払って、情報の確度を100%まで持っていけたとしても、そんなことをしていると時間がいくらあっても足りません。

そもそも情報の精度の向上とスピードとはトレードオフの関係にあることを理解しなければなりません。大体、100パーセント確かになるまで待っていたら、その時点でライバルたちに置いていかれている事は間違いないでしょう。

このように、100パーセント確実な状況でないと(情報が100パーセント揃っていないと)決断できない・行動に移せないというのは、このスピード重視の競争社会では致命的なバグであることを認識しなければなりません。そもそも、不確かな状況下で即断即決するのが普通である、と考えておくのが良いのでしょう。一方で、不確かな状況で判断するために必要な情報とは何かを考え、また不確かな状況で判断した際のリスク管理については、これまで以上に説明をしなければならないのだと思っています。若かった自分に対して、『お前は間違っていない、もっと頑張れ!!』ってアドバイスしたいですね (笑)。


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