ブレイクの構造を理解しておく!

先日、楠木建さんの本、『好きなようにしてください』を読んでいて、妙に納得したことがあります。それは「ブレイク」についての記載です。これを読んで思ったことを自分なりに考えてみました。

「ブレイク」といっても、あるときにあなたが突然伸びる、ということではありません。あるときに、周囲の人が積もり積もった変化の大きさに気づく。これが周りから見ると「あの人はブレイクしたね」と言うことになるのです。

自分の場合、ブレイクと言うと、氷が水になるような相転移を思い浮かべます。そのため、まさに氷がある瞬間にあっという間に溶けて形がなくなってしまうような、ウルトラCを想像しがちです。そしてブレイクには、刺激やきっかけが必要なこともあるため、そのブレイクの原因は何かと問われると、それらのきっかけを一般化し抽象化してしまいがちです。しかしながら一般化すべき大切な点は、ブレイク前に、他人にはほぼ気づかれない状態で、変化のためのエネルギーを注ぎ続け、それが積もり積もって周囲の人から見えるくらいの変化なった、と言う事実なんですね。

上手なたとえでは無いですが、ある売れないバンドが駅前でスカウトの目に留まり、一気にメジャーデビューしてスターになったとしましょう。きっかけは、スカウトに見出された事ですが、ブレイクを起こしえた本当の理由は、スカウトの目に留まりかつプロでやっていける実力を付けるためにやってきた下積みであり、そしていつ来るか分からないチャンスのために駅前に立ち続けたことでしょう。ただストーリーとしては、〇〇 駅前でスカウトに見出されたみたいな、ところのみにフォーカスが当たりがちなのだと思います。

この実力を身につける過程は長い時間がかかり、かつ変化もゆっくりなため、周りにいる人も変化には気づかないのでしょう。もしかしたら(というかおそらく)やっている本人でさえその日々の変化には気づけないかもしれません。リアルタイムで外見的な変化が見えるのはブレイクの瞬間、正確にはブレイクの直後からのみだと思います。だからこそ、きっかけの方にだけ目が行きがちなのですね。

面白いのは、スカウトに見出されるのは(きっかけがいつ来るかは)確率論ですが、それに足る実力を身につけるのは確率論ではなく決定論だと思います。であるなら、そのため正しい努力を重ねていれば、いつかは確率論で絶対に跳ねる、と言えるのかもしれません。あとは時間の問題で、自分が努力を継続できるか、自分がそして周囲がそこまで待てるか、なんだと思います。いつまでたってもブレイクしない自分への言い訳では無いのですが (笑)、自分を信じて今後もがんばります!!!


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