電通マンの鬼気配りに学ぶ!

『電通マン36人に教わった36通りの「鬼」気配り』を読みました。この本を読もうと思ったのは、「自分は気配りが足りない」と強く反省しているからです。その分、生意気だと思われることが多いようです(まあ、実際に生意気なのですが)。良くないですね (汗)。

本書では、若き日の秀吉が織田信長の草履を懐で温めた例などを取り上げ、これを「戦略的おべっか」と呼んでいます (笑)。忙しい地位の高い人達の心に刺さる、分かりやすいリアルなサービス、と定義されていますが、まさに気配りそのものなのだと思います。やや行き過ぎの感もあるかもしれませんが、こういう気配りが出来る人は、『分かっているやつ』として重宝がられ可愛がられるのだと思います。

現代の世の中(広告業界というか、電通だけ?)で行われているらしい、36の事例は、正直なところあまりに行きすぎていて参考にならない事例も含まれています (笑)。しかし、「気配りとはかくあるべし!」という心意気はビシビシと伝わってくるように思います。自分にとって大切なのは(この本当か嘘かわからないくらい)極端なことをやっている人がいるかもしれない、ということです。

もちろん、自分の生活する文脈(職場、家、コミュニティなど)において、このような気配りを示してくれる生のお手本がいれば良いのですが、必ずしもそうとは限りません。そのような場合には、(本当か嘘かわからない笑)極端な事例に多く触れることで、自分も頭を使って「心を使う」方法を考えるきっかけになります。 本書にもあるとおり、人の心を動かすのは、すなわち人を動かすのは気配りだと思います。中坊公平先生の言葉を引用して、「人を動かすのは、正面の理、側面の情、背面の恐怖、の三つだ」と書かれていますが、まさにその通りで、側面の情を無視していては、人は動かないのだと思います。

その意味において、激烈オススメです(普通に読んでも面白い本ですが笑)。そして、「正面の理」しか見ていない自分に超絶に足りていないことだと思い、赤ペン、引きまくりです(実際にそのまま使える場面は少ないかもしれませんが笑)。同時に、電通の(そして広告業界の)営業マンの方って本当に凄いと、尊敬します。文字通り爪の垢でも煎じて、自分も頑張りたいと思います!!!


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