長い言葉より意味のある二つの紙切れ

今日も学位論文の作成を頑張っています。ずーっと長い間、パソコンのディスプレイとにらめっこしています。長い時間続けてやってると、さすがに疲れてきますね。

そんな時、ふとディスプレイから目を離すと2つの切り抜きの紙が貼ってあるのが目に入ります。これらをディスプレイのすぐ隣に見える場所に貼っています。一つは宮崎奈穂子さんの武道館ライブの写真の切り抜きです。

宮崎奈穂子さんはシンガーソングライターで、メジャーになる前はストレートに出て、毎日のようにCD を手売りされていたようです。無名に近い状態ながらも、「1年間でファンクラブメンバーを1万5千人集め、武道館で単独ライブを行う」という目標を掲げ、見事に達成された方です。以前にもこのブログで書いたことがありますね。

#385 宮崎菜穂子さんに会えました!

一つ目の切り抜きは、その夢であった武道館ライブを達成された瞬間の写真です。自分もそのライブDVDを見てとても感動し涙しました。長い目標にしていたことを達成した瞬間の人の姿は美しく、自分も頑張っていればいつかそんな日が来るかもしれないという(勘違いな)思いを膨らませてくれます。

もう一つは大学の先生のお名前が書かれた封筒です。自分の学位論文の主査をしていただく予定の先生から頂いたお手紙の封筒をそのままに貼っています。学位論文が完成したらすぐに先生にご連絡し、審査をお願いする日が来るのを心待ちにしています。

どんなに疲れていても、これらの切り抜きを見る度に「自分ももっと頑張ろう」とか「いつか夢や目標を達成しよう」という強い気持ちが湧き上がってきます。逆に、ネットサーフィン等をしてサボってる時にこれらが目に入ると、なんとも言えない罪悪感を感じます。

文章や口頭で「なぜ今頑張る必要があるのか」などをグダグダと伝えられても「そんなこと分かってる!」と反発してしまいがちです。しかし、このような自分にとって象徴的な意味を持つ視覚的な刺激が入ると、ストレートに自分の心に刺さってくる何か特別な力を感じます。自分が心から目標にしてるものに対して「心が震える」ということなんでしょうね。

目標を立てる大切さだとか、それを紙に書いて貼っておく大切さ、なんかもよく言われますし、自分もそれには賛成です。だけどそれは文章でなくても良いと思います。逆に自分の心に刺さる良い言葉が見つかれば良いのですが、それを見つけるのは意外と難しいことかもしれません。ということで、ここ一年ぐらいはずっとこの2つの切り抜きの紙に励まされています。論文の作成も山場を迎えてます。あと少しです、頑張ります!!!


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です