きざし着眼でピンチの中にチャンスを探す

以前に会社のセミナーに参加した時の学びについて書いてみます。そのセミナーはマネージャー中心のセミナーでした。(現場に近いプレーイング)マネージャーを取り巻く環境は年々非常に厳しくなっています。プラスの要素は殆んどありません。グローバル化による競争の激化、オフショアによる仕事の外注化、ゆとり世代の若手との仕事観やビジョンの共有の困難さ、業界を取り巻くマクロな環境変化など、大きな変化が起こり難しい局面を迎えています。この変化を先取りできていれば自分たちの立場は良くなるでしょうが、そうでなければ非常に厳しいものになります。

上からの目標達成に対する厳しいプレッシャー、そして同時に下からの突き上げに常に板挟みになります。しかし、そんな中でもマネージャーはチームとしての成果を出し続けていかなければなりません。こういう状況では、末端のマネージャーは権限は少ないのに重い責任を負わされており非常に難しい立場にあります。社長や経営者だったら思い切った策を打てるのかもしれないですが、末端のマネージャーに出来ることは非常に限られています。「この状況をどうしろというのだ?」と正直ボヤきたくもなります。まぁしかし一方で、ボヤいてみたところで事態は改善しないこと分かってます。

このセミナーで自分が学んだことは、このような状況下でマネージャーとしていかに振る舞うかです。2つのことが大切です。まず一つ目は、渦中から離れて、なるべく冷静に状況を分析することです。プレーイングマネージャーは自分が仕事ができるため、問題が起きると現場に首を突っ込みたくなります。そこをぐっとこらえて、マネージャーとして俯瞰的な視点を持って状況を分析するのがまず必要です。

その上で、現状起きている変化の中で少しでもプラスとなり得るの兆候を探す、というのが二つ目の学びです。セミナーでは「きざし着眼」と呼ばれていました。変化やピンチの中に少しでもチャンスを探すという視点でしょうか。状況分析していけばネガティブな事が多すぎるため、「この状況では打ち手がない」という安易に逃げる発想をしてしまいがちです。しかしそんなことしても状況は改善しません。

はっきり言って、末端のマネージャーに出来ることは正直これぐらいのことしかありません。しかし自分に出来ることは何でもやろう、という想いが必要だと思います。現場のリーダーとして、できる範囲の打ち手は打たねばなりません。それがピンチの中にチャンスを探すということだと思います。そのように考えると、今の自分にもできることはありそうです。少しでもチャンスを見出せるよう前向きに考えて頑張りたいと思います!!!


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