文章をストックをするから文脈が理解できる

今日は仕事の合間に、少し硬めの文章を読んでいました。政府やシンクタンクが出してる文章で「◯◯戦略基本方針」みたいな文章です。研究者の自分としては、普段はあまり読まない類の文章ですね、難しいです (汗)。

仕事の合間を縫ってざっと目を通したくらいなので分からなくても仕方ありません。しかし分からない理由はもう一つあると思っています。それは日頃めったに読まない文章なので、すんなりと理解出来ないのだと思います。英語ならともかく日本語なのに頭に入ってこないのは非常にストレスに感じます。

理解が進まない理由は、まず単語が分からないからです。分からない単語を一つ一つ調べながら読み込んでいくので、その分時間はかかりますよね。加えて日頃なじみのない抽象的な内容の文章であるので、日本語を読んでいても右から左に抜けていく感覚がします。

しかしそれでも頑張って読んでると、ある段階でそれまで分からなかったことが急に分るようになってくる時がきます。これは何故なのでしょうか?自分の仮説ですが、一つ一つの単語や文章の理解のストックが今はまだ少ないため、分からことを文脈の中で理解することができないからだと思っています。

一方である程度の量を読み進めていくに従ってストックが蓄積していくので、単語や文章同士を関係性の中で捉えることが出来てきます。こうなってくると少なくとも文章の意味は分るようにはなってきます。しかしまだ現状では、その文章を単独で理解しようとしているに過ぎません。

その文章が書かれた流れ(歴史)や前後関係などが理解できるようになればさらに理解が進むのだと思います。例えば、今読んでいる文章がどの学説の流れを汲んでいるのかがわかれば、それぞれの文章を自分の知る他の文章と比較し、その相違点について注意しながら読むことができます。そうなると、より理解が進むんでしょうね。

その意味ではまだまだ自分の中の文章のストックが圧倒的に足りません。そりゃ~理解が進まないわけですね (汗)。現状は文章を理解するつもりで読んでいくことはもちろん大切ですが、それに加えて文脈を理解するための背景知識をインプットするという段階なのだと思っています。その意味ではまだまだ忍耐が必要ですね。今すぐに理解できなくても将来きっと役に立つと信じて忍耐強く取り組んできたいと思います。頑張ります!!!


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