人の立場に身を置く

相変わらずカーネギーの「人を動かす」を読んでいます(進みは遅いですが汗)。第3章は「相手の立場に身を置いて考えてみよう」という内容です。人を動かす意味でとても重要なことですか、もしかしたら自分が一番苦手なことかもしれません。マズイです (汗)。

人を動かす唯一の方法は、その人の好むものを問題にし、それを手に入れる方法を教えてやることだ。

とあります。確かにそれが分かれば自分があれこれ言う必要はなく、相手を勝手に自分の思う通りに動いてくれるでしょう。

しかしそのためは「相手が好むもの」を見つけなければなりません。そのために必要なのは想像力と思考力です。本書にある通り「どうすれば、そうしたくなる気持ちを相手に起こさせることができるか?」を自分自身で真剣に考えてみることが必要でしょう。

本書では、動物や子供を自らの思い通りに動かす例を挙げ、それと同じようにして大人も動かすことができると様々な具体例を挙げて書いています。自動車王のヘンリー・フォードが人間関係の機微についてふれた言葉として以下が紹介されています。

成功に秘訣というものがあるとすれば、それは、他人の立場を理解し、自分の立場と同時に、他人の立場からも物事を見ることのできる能力である

本当にその通りだと思い、また日常生活において発揮できる機会が沢山ある言葉だと思います。 例えば依頼のメールの文面なんかもそうですよね。メールで何かの行動を依頼する際には「〇〇をして下さい」で相手は動いてくれる筈はありません(余程の信頼残高がある場合を除いて)。でも意外とこういうメールは社内でもプライベートでも非常に多く見かけます(もったいないな~、と感じます)。

そうではなく「その行動を取ることが相手にとっていかにプラスになるのか」をメールで丁寧に説明すれば、相手も気持ち良く動いてくれるでしょう。例えば、自分の知り合いは上記の原則を利用することで、値上げの依頼などメールでは書きにくいことでさえ、上手く綺麗に書いています。自分もこうありたいものです。

メールに関しては、もちろん読み手の負担を考えて(読み手の時間を奪わないように)、用件から簡潔に書くことが大切です。これも忙しい相手の立場に配慮した行動だと思います。しかし、いつもそのような簡潔なメールが適切とは限らず、相手の立場考えると場合によっては長い丁寧なメールが必要な場合があるでしょう。この使い分けが上手く出来るかどうかも、いかに相手の立場を考えているかに依存すると思います。まだまだ修行が必要ですね (汗)、精進したいと思います!!!


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