誠実な関心を寄せる

引き続き、カーネギーの「人を動かす」を読んでいます。今日から第2部の「人に好かれる6原則」に入りました。その第1章は「誠実な関心を寄せる」という原則について書い
ています。人に好かれるためにはまず(好かれたい)相手に関心を寄せている事が必要である、というのは考えてみると当たり前と言えます。 しかし実際のところは、なかなか出来てませんね。自分が人に好かれたいと思ったら、まず初めに人のために尽くすということが必要です。

この姿勢が自分には足りていないと感じます (汗)。本書では、ある国の皇族が外国の遊説の際にその国の言葉を事前に勉強して訪れたことで大変な人気を得たという話や、友人から誕生日を聞きだし祝電や手紙を送ることを忘れないという事例や、政府の要人が立場の低い人たちに対しても彼らの名前を覚え親しみのこもった言葉を投げてかけたという事例などが紹介されていました。

これらの事例を聞けば「人に好かれるのはさもありなん」と感じる一方で、そのための努力を惜しまないのが大切なのだという事が分かります。この点に関して本書には以下のよ
うにあります。

人のために自分の時間と労力を捧げ、思慮のある没我的な努力をおこなうことだ。

もちろん最終的(長期的)には「人に好かれたい」という欲はあるのですが、その過程では(短期的な)私利私欲を排した「没我的な努力」が必要なのですね。どういう努力かと言えば、まとめると自分が相手に対し、心からの深い関心を示してる事を示す努力と言えるかもしれません。

これらの行動が努力という言葉で語られるのは、それだけ難しいことだからだと思います。確かに人間は自分のことに対してはのみ興味をもい、他人に対しては自分ほどの興味を持たないのが一般的です。だからこそ努力が必要なわけですし、もしそれが実行できるのであれば他者から頭一つ抜けた状態として捉えられるでしょう。もちろん一朝一夕に身につく行動習慣では無いことは分かっていますが、毎日少しずつ一つずつ実践していきたいと思います、頑張ります!!!


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