抽象と具体のセットで人の心を動かす

最近、とても多くのキャリアチェンジ(部署異動)を経験されている方とお話させていただく機会がありました。その方の話によると、異動のたびに国ごとに会社ことにそして部署ごとにそれぞれ違ったカラーや雰囲気があって、面白いけれどもそれに慣れるのは大変だとのコメントがありました。特に異なる業種の異動だと、たとえ日本語で話していても全く言葉が理解できない経験もあったとのことでした。

そんな中でその方が何をしたかと言えば、まず分からない言葉(単語)が出てくるとそれらをノートに漏らさず書きとめ、後で質問するということを繰り返していたそうです。そうすると1ヶ月以内でノート1冊が埋まり、そして3ヶ月後にはノート何冊分にもなったそうです。そのノートの蓄積を見ていると自分の自信にもなるし、それだけ蓄積してくるとだんだんと言葉も分かるようになり、ノートが不要になってくるとの事でした。自分も新しいチャレンジのときには、きっと同じように単語からスタートしないとダメなんだろう、そして同時に同じようにやっていればきっと自分もその状況を乗り越えられるだろう、と強く思いました。このアドバイスを必ず実行します!

このような実体験から来る具体的なアドバイスって本当にためになります。「分からないことがあったら誰にでも相談しろ」だとか「自分の努力を振り返ると自信になる」といった一般的なアドバイスって、確かに有り難い重要なものなんですが一方で耳タコで「言ってること分かるんだけれどもあまり刺さらない」のかもしれないと思っています。それに対し、具体的なエピソードとのセットでのアドバイスは、まず目新しさがあるので心に刺さりやすく、またアドバイスをする方のイメージがあるので自分のアクションにもすぐに繋げられると思います。

このようにやはり抽象的な一般論は大切だけれども、具体例とセットで聞くことで印象にも残りやすく、アドバイスをされる側のためにもなるんだなということを感じました。そういえばカーネギーの「人を動かす」だって「ドキッ」とする刺さる具体例が満載ですね。翻って、自分は職場などではどうでしょう。抽象論を振りかざしている人、聞いたことのある話ばかりする説教くさい人、ささらない話をする人になっているんじゃないかと思って少し不安になりました (汗)。

抽象論や一般論は普遍性があるので誰にでも適用でき、また真理だからこそ普遍化できるのだと思っています。ですが、もっと自分も話を聞いてもらえる具体例も話せるようにしたいと思いました。それが自分らしさというか、良い意味での人間臭さなんだろうな、と今日の話を聞いて感じました。まだまだ修行が必要ですね、精進します!


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