昨日の続きで、ステークホルダーマネジメントに関して書いています。ステークホルダーとは、そのプロジェクトの直接的・間接的な全ての利害関係者のことです。ステークホルダーとは、その方たちの支援がなければプロジェクトがうまく進まない人達と言っても良いかもしれません。プロジェクトマネジメントでは、プロジェクトに関与するこれらのステークホルダーを特定し、そしてプロジェクトに効果的に関与してもらうために必要な方法を学びます。
勉強していて面白いと思ったことの一つに、プロジェクトのステークホルダーの関与の度合いを次のようにレベル分けしてることです。それは低い順から高い順に、不認識→抵抗→中立→指示→指導、と分類して行きます。もちろんこのようにデジタルに分けられるものではないでしょうが、あえてこのように分類することでステークホルダーの関与の度合いを把握することができます。
もちろん状況を把握するのはスタートに過ぎません。各ステークホルダーにプロジェクトの成功に必要な度合いまで関わっていただかなければいけません。この目標と現実の差を認識することが、まず全てのスタートだと思います。
もちろんプロジェクトに対しステークホルダーの皆が好意的な時は、このような状況を意識しなくてもプロジェクトは自然とうまくいくでしょう。自分のプロジェクトがうまくいった時を思い返してみると、ステークホルダーに恵まれていただけだと思います。しかし、必ずしもステークホルダーが好意的だとは限りません。
そのような場合はステークホルダーからプロジェクトの成功に必要なコミットメントが引き出せるよう、戦略的にアプローチをしていかなければなりません。過去のプロジェクト振り返ってみると、それが自然と上手く出来ている時もあれば、対応が不十分で結果的にプロジェクトを失敗させている時もありました。ただし、これまでは「あの人には話を通しておいたほうが良い」と何となく感じて行動したのみで、今学んでいるように体系的に考えていた訳ではありませんでした。
今回プロジェクトマネジメントのステークホルダーマネジメントについて学んだ事で、過去の経験を自分の中で言語化して整理する事が出来ました。これにより必要なステークホルダーを巻き込んでいくのを、次回からは行き当たりばったりではなく戦略的に明確な意図を持って実行出来そうです。せっかく学んだのだから上手に生かさないとダメですね、学びだけで終わらせてしまわないよう明日からの仕事で生かしていきたいと思います、頑張ります!!!