本により読み方は大きく変えるべき

自分は本を読むのが好きで、時間さえあれば本を読むようにしています。社会人になって暇だった頃(新入社員の頃)などは年間に100冊は読んでいたと思います。でも、いつ頃からか読む本も少なくなって、月1~2冊読めば良い方になってしまいました。それは何故かといえば、時間がなくなったということに加えて、読む本の種類も変わってきたという理由もあります。

社会人になりたての若い頃に読んでいた本は、ハウツー本などのビジネス書が多かったように思います。こういった本は30分から1時間あれば一冊が読めてしまいます。しかしながら、例えばドラッカーの本(マネジメントなど)は到底1時間程度では読み切れず、数章も読めれば良い方だと思います。というのは、読む際にはメモを取りながら読みますし、自分のケースに置き換えて考えながら読んだりするからです。どっちの種類の本やどっちの種類の読み方が良い悪いではなく、全く目的も読み方も違うものなのです。

ただ最近感じたことは、ドラッカーのような重い本を読むことが多くなるにつれて、「本は時間がないと読めない」とか「本は机に座ってしっかり読み込むものだ」という思い込みが強くなっていることに気がつきました。これは間違いなので注意が必要ですね。ドラッカーを読むときにはその読み方で、しかし軽い本を読むときはそれにあわせて読み方をしなければなりません。内容の軽いハウツー本を真面目に読み込んでいたら、時間はどれだけあっても足りません。

本を読む時は、特に目的をはっきりさせると良いのだと思います。ハウツー本から知識を手に入れるのであれば知識の載っているページを覚える意識が必要です。考え方を学ぶ場合は、まず一般論を学び同時に自分の身近なケースに落とし込むことが必要です(自分の場合、後で考えようでは絶対にやらないので)。小説などを楽しむ時には、その世界観にどっぷりと入り込み余計なことは考えないのが大切です。このように目的に合った読み方をすることで、読む本の量を増やすとともに学びの定着を進めていきたいと思います。


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