#492 実験ノートの重要性!

目標達成まで、あと39日!

(1)英語、
1周目、
3-4章、
30分、

(2)論文執筆、
活動、データ解析
時間、2h

(3)論文新ネタ、
活動なし。。。

(4)ブログ

最近、論文のデータ解析に追われています。とある理由で一時的に実験のペースが落ちているので、溜まったデータの解析をやっています。

本来であれば実験データの解析はためてはいけません。実際は実験が終わるとすぐに解析をして、次のプランを考えて実験をしているのですが、結果を実験ノートにまとめるというところをサボって、ためてしまっていました。

この状態は、結果の解析はしっかりとしているけれども、考察が不十分な状態になっている恐れがあります。実験ノートをまとめるということは、実験ノート上に考察を言語化することで自分の考えを整理するのですが、その実験を締めくくる最終の形でまとめる必要があり、中途半端な形では許されません。特許対策の意味もあり、ノートに最終形を書き出しておくことが必要になります。

この書くという作業を通じて、論理の飛びやヌケモレに気付くことが出来ます。もちろん結果の解析でほとんどの考察は実際に出来ているのですが、論点的に破綻している部分があれば、考察が書けないことで破綻に気付くことができます。実験ノートは自分のためにはもちろん他の人に説明する(他の人が読んで分かる)ように書くため、余計に論理矛盾に気づきやすくなるのでしょうね。

最近よく思うのですが、うまくいく実験は実験デザインをした時でほとんど価値は決まっています。どのようなグラフを作ってどのような結論を導き出したいかがわかっていれば、あとはそれを実現するプランを作って、手を動かすだけです。逆に予想通りに行かない結果が得られた際には、考察がうまく出来るかどうかが重要です。というのは、その考察の質に次の実験のプランが依存するためです。

考察には上記のような知的な負荷がかかるため、ついつい先送りしてしまいがちです。しかし、解析を行なってから考察のするまでの間が長すぎると、解析部分を思い出す必要があるため結局二度手間になってしまいます。いつかはやらないといけないことなので、二度手間になるのは非常に勿体ないことです。

先週、かなりの量の解析を実施し考察をノートに書いたのですが、新しいアイデアや、やろうと思って忘れていた実験プランを思い出すことが出来ました。解析をしてすぐに考察をすると良いことがあります。この良いことを見落とさないためにも、すぐにノートまでまとめる習慣を徹底したいと思います。


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