最近の読書傾向について

私は本を読むのが大好きで暇さえあれば何か読んでいます。以前はゴリゴリのビジネス書なんかをよく読んでいたのですが、最近はめっきりその比率は下がりました。一割以下かもしれません。ビジネスの本も読みたいとは思っています。ジャンルで言えば、交渉術、組織論、未来予測などが次に読みたい分野ではあるのですが、他にもっと読みたい本があるので、なかなかそこまで手が回りません。

じゃあ、何を読んでいるのかといえば、今日読んだ本を挙げてみると、思想・哲学、SF、歴史、音楽、英語(英単語)です。こうやって挙げて見ると何の脈略もないですね(笑)。もちろん全ての本を一冊丸々を読んだわけでは無いのですが、色々なジャンルの本を興味のむくままに読んでいます。これらはもちろんビジネスには直結しません。しかし、直結しないところにこそ学びやヒントがあるのだと思っています。

例えば、歴史では、幕末とローマ時代に興味を持って楽しく読んでいるのですが、動乱の時代を生きた人(志士・英雄たち)から学ぶことはたくさんあります。特にこのような歴史を勉強することにより、自分の視座を大きく引き上げることが出来ると思っています。冒頭に挙げたビジネスの交渉術や組織論は重要で確かに今の組織の中で成果を出すためには必要ですが、これらを勉強したところで歴史に名が残る仕事が出来るんだろうか、などと(とても大それた発想ではあるのですが笑)疑問に思わざるを得ません。

産業革命、明治維新、大阪城やスエズ運河の建設、抗生物質の実用化など、そこに関わった人の全ての個人名(たとえば大阪城の石垣の石を運んだ労働者)は教科書には残っていないわけですが、これらは歴史に残っているビックプロジェクトです。同じように、一生のうちに何回かは意義のある仕事に関わりたいと思います。たとえ個人名として自分の名前が教科書に出なくても、仕事としては歴史に残し、そしてその仕事には自分は納得のいく貢献したと思い、それを誇れるような働き方をしたい、と歴史を学ぶたびに思います。歴史書を夢中で読んで学べることは、ビジネス書でモチベーションマネジメントについて勉強するよりも、自分にとっては働くことのモチベーションにつながります。

同じように、今日は、哲学と SF の本からイノベーションについて、音楽の本から美意識について、などなど、様々なビジネスに役立ちそうなネタを仕入れることが出来ました。仕事に役立たせることだけを念頭に読んでいるわけではないのですが、ビジネスは自分にとって大事な分野ですから、知らずのうちに関連付けたり、その文脈で考えたりしているのでしょうね。好きなものを好きなように読み学ぶというのが、学びとしては一番効率が良いのだと思います。今後も興味の赴くままに色々と勉強していきたいと思います!


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