跳ね返されることで現状を知る

最近、ランニングの練習をしていますが、せっかくやるからには目標を持って頑張りたいと思っています。最終目標は来年度にウルトラマラソンを完走することですが、今年度はそれに向けて走力を戻したいと思っています。とりあえず今年度は(諸事情で残念ながらレースには出れなそうなのですが)フルマラソンのサブ4(4時間切り)くらいのペースでフルマラソンを走りたいとは思っています。そのため。トレーニングでも、スピード練習などで目標タイムを設定して、それを達成できるかどうかにトライしています。

例えば、有名なダニエルズのランニングフォーミュラの中では、フルマラソンのサブ4の目安である VDOT38 の他の距離のタイムの目安は、5kmで 25分12秒、10 kmで 52分17秒、ハーフで1時間55分55秒だそうです。筋持久力など他の要素も考慮する必要はあるので、もちろん単純な比較は出来ないのですが、練習でこのタイムを切ることがフルマラソンで4時間切りを目指すことが出来る一つの指標(目指すための必要条件は満たしている!?)なのではないでしょうか。

いまはまだクソ暑いので、正直それほどタイムを気にしている訳ではないのですが、それでも、このような最終目標に至る目安の中間目標(タイム)を持っておくことはとても大切だと思っています。というのは、この中間目標のタイムが達成できれば、最終目標達成の自信が深まり、一方で達成できなければ現状の自分の実力不足を知り、目標に向かって計画を修正することが出来るからです。ここで大切なのは後者、つまり自分の実力不足の把握が出来るという点で、この実力の正しい把握というのが何より重要だと考えています。

何をするのでも、物事は計画通りに行きませんので、常に計画変更が必要だという前提を持つのが良いと思っています。むしろ大切なのは(元々はは万人向けの一般的な)計画を、自分の現状に合わせて微調整していくことだと思っています。しかしそのためには、まず現状の実力を知らなければ、目標とのギャップが分からず、計画をいつ変更するのか、どう変更するのか、さらに変更してもいいのかどうかさえ、知ることが出来ません。

これは何もスポーツに限ったことではないと思っています。例えば仕事や自分の成長においても、最終目標に至る中間目標を設定し、それに跳ね返されることで反省しそして計画を修正し、また最終目標達成に向けて頑張ることが出来るのだと思っています。もちろん、スポーツなどのようになかなか定量的な指標での目標設定は難しいですが、それでも工夫次第で良い中間目標の設定は出来るはずです。まずは目標を設定してチャンレンジし、ときにそれに跳ね返され、しかし昨日も書いた『伸びしろですね!』の精神でギャップを受け入れ、計画を修正し、そしてまた目標にチャレンジする、のサイクルを回すことが、どんな活動においても成長に向かう良いプロセスだと思います。ということで、走って汗書いてビール飲んでるだけじゃなくて(汗)、それ以外のところでも中間目標にどんどんチャレンジし、自分の実力把握にトライしていきたいと思います!


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