ボストンに来てから時間があれば、本を読むようにしています。英語の本と日本語の本の両方です。英語の本はビジネス書や趣味の本(ランニングや美術)、日本の本は思想系、哲学、歴史、政治・経済などを(難しくて英語じゃ読めないもの笑)を読んでいます。寒くなって外出が億劫になってからはより読書の時間が増えて、とても楽しく過ごしています。
日本は素晴らしい国でほとんどすべての本の日本語訳が読めてしまうので英語で読む必要はない(といえばない)のですが、翻訳よりも原著の方がわかりやすいですし、また英語の勉強という意味もあります。以前は英語の本なんて全然読めず、専門書や教科書を辞書を片手に読んでいたのですが、今ではほぼ辞書なして読めるようになりました。というのも、分からない単語があっても適当に想像しながらいい加減に読んでいるからです(笑)。とはいえ以前は全然進まなかった英語の読書が毎日続けるにつれて段々と読めるようになってくるのを感じると嬉しいものです。
日本語の本は、ある思想系のセミナー・研修に参加した際に紹介された本が多いのでのですが、そのせいもありなかなか難しいのが多くて『積ん読』のままになっていました。しかしアメリカにきてそれなりに時間が取れるようになったので数カ月間ずっと読み進めているのですが、これも以前であれば挫折したであろうなかなか難しい内容です。苦心しながら読み切った後にあとがきを読んでいると、大学の教科書として使われているものだということが分かりました。そのような難易度のものを読めるようになったのも自分にとっての進歩で、少しだけ嬉しくなりました。
このように普段はなかなか進歩を感じることは少ないですが、一定期間のあとふと振り返った時には進歩として見えてくることもあるのだと思います。早急な進歩や上達は期待することはしないのですが、でも一方で『継続は力なり』という言葉を信じて今後も楽しんで読み進めていきたいと思います。