ランニングを再開してから、Garmin の Foreathlete を使っています。脈拍を取れる GPS ウォッチで、大変にすぐれものです。寝ているときも含め一日中この時計をつけているのですが、加速度計もついているらしく、寝ている間の動きで睡眠の質を評価出来るようになっているのがおもしろいです。
具体的には睡眠の質を、深い睡眠、浅い睡眠、レム睡眠に分けて記録でき、それを時間の経過に合わせてアプリで表示してくれます。単に何時間寝たかだけではなく、それぞれの睡眠を入眠後どのタイミングでどれだけの長さ取ることができたかを分析出来ています。面白いのが、寝る前にカフェイン飲料やお酒を飲んだり、また明らかに睡眠が不足してくると、このパターンが明確に変化するようです。実際に、よく眠れなかったと感じるときや睡眠時間不足している時に睡眠データを見てみると、レム睡眠が足りていなかったり、覚醒している時間が多くなっていたりということに気が付きます。どうやら、理想の眠りのパターンからは大きく遠ざかってしまっているようですね。
よく知られている通り、それぞれの眠りには意味があります。例えば、レム睡眠は認知機能や記憶に関与しているとのことで、英単語を覚えようとしたらレム睡眠が必須です(笑)。一方で深い眠りは脳や肉体の疲労回復に重要だそうです。このように睡眠の意味を理解し、またその睡眠の状態を可視化することで、質の良い睡眠を取りたいという意識が非常に高まってきました。可視化しそして記録することでより意識しやすくなるというのは睡眠に限ったことではないと思います。今後もウェアラブル技術やセンシング技術等の発展により、より自分の行動を記録・可視化することか可能になってくると思っています。このような技術もうまく使うことで、望む方向にうまく自分の意識と行動を向けていきたいと思っています。