#703 基礎科学の専門性を深める!

帰国まであと 91 日!

(1)論文、
活動、文献を読む
時間、2h

(2)英語発声練習、
活動なし。

(3)その他活動サマリー、
英語の企画を準備する

(4)陸トレ、
OK、67.8 kg、

(5)感謝、
いっしょに活動してくれる同僚

(6)新しい挑戦・昨日からの進化、
年間計画を立てる!

(7)ブログ、

今日は久しぶりのオフィスでの仕事でした。週末に準備をしてたことも有り、ロケットスタートを切ることが出来ました。この調子で頑張っていきたいと思います。

さて、本題です。仕事をしていて最近感じることが、自分の専門性の浅さです。もっと詳しく書くと、アプリレベルの学問に関しては世界を目指せるレベルになっていると思うのですが、OS レベルというかより根本となる基礎科学の理解が浅いことに気付き、反省してるところです。

アプリレベルの専門性は覚えてしまえば使えるモノが多いです。自分の酵素学の専門性で基本のところのミカエリスメンテン式や速度定数など(って一般にはマニアックですかね?)はそういうものだと覚えてしまえば、普通に使うぶんには多くの場合事足ります。しかし何故そうなるのかなど、それらの知識を原理原則レベルで説明するには、熱力学や反応速度論、確率統計、有機化学・有機電子論、etc. など基礎科学と呼ばれるものを用いなければいけません。

世界一流レベルと呼ばれる研究者に接すると彼らは上記の OS レベルのサイエンスの理解が深く、アプリレベルでは説明が困難な例外的な事に対しても OS レベルの原則を用いて対処が可能なのだと思います。

インターネット全盛のグローバル時代においては、単なる覚えるだけの知識を使っての研究はインドや中国などの人件費が安い国と比較し競争力を失います。原理原則レベルまで専門性を深めて理解した上で、例外的な問題や月並みではない難問などに対してもアプローチしていけるような人材にならなければ、相対的な市場価値は埋没していくのかもしれません。

ただ自分の人生の時間は限られています。全ての基礎科学を一から見直すわけには行きません。ですので同僚と助け合いながら組織として高く深いい専門性を保つ状態を作っていく必要があるのではないかと思います。

このアメリカの滞在中に自分の専門性をどのように伸ばし深めててきたいのかを決定付け、帰国後に同僚とその方向へ向けて進み出せるよう、しっかリと準備しておきたいと思います。


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