帰国まであと19日!
(1)論文、
活動、二報目の論文の訂正
時間、5h
(2)英語発声練習、
活動なし
(3)その他活動サマリー、
海の見える公園に行く
(4)陸トレ、
なし
(5)感謝、
海風と景色
(6)新しい挑戦・昨日からの進化、
新しいレストランを開拓する
(7)ブログ、
今日は近場の海まで出かけて来ました。波を見るのが久しぶりなくらい最近は引きこもっていたのですが、やはり自然に触れるのはとても良い事です。曇り空で風も強勝ったのですが、清々しい気持ちになりました。
さて、本題です。月並みな表現なのですが、何かを生み出すことと生み出された何かを使いこなすことは違います。例えばパソコンを使いこなせる人が、パソコンを作れる・デザインできる人かというとそれは全く違います。
自分が専門にしている酵素学の専門にしても、酵素の解析方法を使いこなせる人は、酵素の解析法を生み出すことが出来るかというと、これもまた次元が全く異なる話です。
例えば酵素の基本的な解析方法を習得するには酵素学の専門書を何冊か読んで、必要に応じて暗記をして実践で使ってみれば事足りると思います。一方で酵素学での新しい解析方法を生み出そうとするなら、酵素学はもちろん反応速度論そして物理化学、熱力学、量子化学、量子力学、なんかも理解しなければいけないと思います。そしてそのツールとしての確率統計や解析学なども必要です。
このような分野には自分の理解は全く追いつかないのですが、この辺りの学問を少しづつ学習していきたいと思っている今日このごろです。と言うのは、酵素学の上辺だけの理解では何故そうなるかという理由が理解できません。そのため応用が効かないですし、既存のアイデアの焼き直し以外はなかなかうまく行かないと思います。
アメリカの同僚から聞く世界一流と呼ばれる酵素学者は、酵素のことだけに詳しいのではなく、他の研究者があまり得意ではない学問領域に強みを持っていると聞きます。特に物理化学の知識は非常に有用だと感じます。一つの領域ではあまり能力差はつかないかもしれませんが、少し離れた二つの領域を極めることで非常に大きな強みになるはずです。
もちろん自分は企業の研究者であり、世界一の酵素学者(アカデミア)を目指すのではないので、同じことをしていてはいけません。ですが優れた先人たちがやってきた道をたどることは一つの効率的かつ効果的な道のりであることは間違い有りません。
ということで、これまで自分が避けてきた(けれども理解できることに憧れていた)これらの学問領域の勉強を帰国後にスタートさせたいと思います!